異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 7巻 感想 ネタバレ あらすじ

レムの中に残る魔王の魂を消す儀式魔術が、ダークエルフに伝わっているという。個人的な問題だからと一人で向かおうとする彼女に、ディアヴロは同行を提案してやる。もちろんレムが心配だからだ。
(ゲームの設定の『ダークエルフは爆乳』は関係ないですよ……?)
しかし、ダークエルフたちは過去の惨劇ゆえ、他種族に敵対心を持っていた。弓を向けられ、ディアヴロは戦いを覚悟する。
「貴様らの恨み辛みなど知ったことではない。我に従うがいい!」
一方、シェラは王女としてエルフの男性と結婚させられることに!?
極大魔術でエルフの王国を転覆させる!? やがて世界を震撼させる魔王(演技)が絶対的な強さで突き進む冒険譚、第七幕!

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 7巻』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想になる前に注意書きをおいてあります。

ですので、未読の方やネタバレを見たくない方でも、そこまでは読んでいただいても大丈夫なはずです。

引き続き異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術の感想です。

もやは奴隷魔術の影も形もないですが気にしたら負けですし、口絵の肌色も気にしたら負けのシリーズです。

電車の中とかで口絵を開いても負けですね。気まずいことこの上ないので要注意です。

ネタバレなしの感想

前巻『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 6巻』の引きで触れられていた通りシェラの里帰りのお話がメインになっています。

メインの話以外にもシェラの里帰り前に王国編のキャラクターの離脱話、ダークエルフとの遭遇と和解、魔王を取り除く儀式魔法を行う話と3つのエピソードが描かれています。

エピソードの出し惜しみをせずに次から次へと重要なエピソードが描かれているので、退屈はしませんがもっとじっくり書いてもいいんじゃないかなって気がしますね。

ダークエルフとの遭遇と儀式魔法の部分とシェラの里帰りは分けてそれぞれ深掘りしても良かったと個人的には思います。

レムに封じられていた魔王を取り除くやりとりが思いの外アッサリで、これじゃあなんでレムの一族はこんな困難を背負っていたのかが分からず、笑い話になっちゃうような。

エルフ王国に戻れば当然シェラの結婚話になるだろうなと予想はしていましたが、こちらもコメディ要素多めで笑えましたがシリアス感はありませんでしね。

シェラの感覚で生きる不思議な要素は普段は好ましいですが、王族としての立場と課せられた義務を果たすことより個人の好みを優先しようとするところはモニョりますね。

ディアヴロが好きなのは丸わかりですし、ディアヴロ以外の男性との結婚を望まぬのは分かりますが王族としての義務を避けるところは責任感の欠如にしか見えなかったなと。

結果的にディアヴロの考えなしの行動が上手くいったからいいですが、下手すればエルフ王国だけではなく人族的に危なかったですしね。

コメディパートが多めなのはいいんですけど、そのコメディ部分が笑えない感じに思えるのは作者の笑いと私の笑いがあっていないからなんだろうなあ。

ディアヴロさんの交渉能力や対人能力のギャップ、ディスコミュニケーションでのすれ違いコメディも今回は自分には合わなかったですよ。

ディアヴロさんについてはネタバレありの感想の方で触れようと思いますが、ちょっとイラッとしましたね。

国王死去に伴う後継者問題も片が付き、次は戦士系職業の修行回かな?

ディアヴロ自身は作中世界で最強なのは変わりないのですが、敵の戦力が増えてきたのでレムやシェラたち仲間を守るという制約が設けられて弱点となっていますからね。

味方を守りながら戦いぬくためにもディフェンス能力をあげる必要がでてきましたからね。

ディアヴロと仲間たちというパーティですが戦闘面では弱点でしかないというのが悩みの種ですね。

また復活した魔王はクルムとは別人と分かりましたが、その強さは配下の魔物の実力からして強大なものであると思います。

まあ、ディアヴロが負けるとは思いませんが一体どこまでディアヴロさんを苦戦させるのかを楽しみのして登場の時を待とうと思います。

ネタバレありの感想

ここから下は『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 7巻』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。

この巻のディアヴロさんについて

前巻の感想でディアヴロの対人能力が成長しているように見えてとても面白く感じたのですが、今巻はディアヴロの対人能力が退化して傲慢に見えてしまったので、ちょっとがっかりですよ。

なんでディアヴロさんの魔王ロールプレイングが傲慢に感じてしまったのか考えてみたのですが、コミュニケーションや交渉の失敗を反省することなく力でごり押ししようと考える点にこそその理由があると思いました。

ディアヴロさんの魔王ロールプレイングをレムやシェラと言った仲間たちに使う場合は仲間たちがいい様に捉えて結果上手くいくディスコミュニケーションコメディとして笑えるからいいのです。

ですが、仲間以外に魔王ロールプレイングを使う場合は物事を揉める要因にしかなっていないのですよね。

その失敗を内心で反省するのならまだコメディとして笑えるのですが、失敗を反省するのではなく最初っから力押しや恫喝をしていればよかったと考える傲慢さが怖いですし、笑えない理由なのだと思います。

ディアヴロ自身の力は最強でありますから恫喝やごり押しが通じますし、仲間たちのフォローが有るので破滅的な失敗はこれまで生じておりません。

結果的にうまくいっているだけなのにそれを反省せず、フォローも仲間任せで対人能力が成長しないディアヴロさんに魅力は感じないですし、作品にもハマれないなっていうのが私の感想です。

ゲーム世界の最強能力をつかって無双するのは爽快ですしカタルシスを覚えますが、悪辣でもなく道理もある相手に力押しやごり押しをして従わせる姿に爽快感やカタルシスはありませんよ。

今回はダークエルフたちとの交渉、シェラの結婚を破談とするための行動とどちらも爽快感はありませんでした。

別に聖人や善人としての行動を知ろというのではなく、ボッチプレイヤーだったことをいい訳にして対人能力をおざなりにしないでほしいなと思います。

せめて自身の交渉力のなさを反省するか、仲間のフォローを前提とした力押しを減らしてほしいですよ。

シェラについて

今回のメインヒロインですし、彼女の結婚がメインエピソードとなっていますね。

結果的にディアヴロと結ばれてエピローグでは初夜をという引きとなりましたが、次巻の最初は初夜からなのかな(笑)

ダークエルフとの歴史的な対立が和解できたのは彼女の存在があってこそですが、果たして一国の指導者としてあの決断が正しかったのかは疑問が残りますね。

他のエルフ民たちは領土の一方的な割譲を受け入れることが出来るのかな?

王族とは言え決定権がシェラにあるのかな?と常識的に考えてしまいましたよ。

指導者としてシェラの決断が重視されるのでしたら、その決断を支持するエルフ民たちが望む結婚を拒むのは無いんじゃないかなとも思いました。

シェラが王族としての権利を行使するのなら、権利に伴う義務としてエルフの王族の後継を残すための結婚もするべきだよなと。

シェラ個人の幸せを重視するのならディアヴロの行動は正しいのでしょうが、個人的にはディアヴロの行動も是とは思えないなあ(笑)

作品的にはディアヴロの行動に爽快感やカタルシスを覚えるのが正しいのでしょうが、行き当たりばったりや考えなしに思えちゃうのは私が年を取って頭が固くなったせいなのだろうかなあ。

封印されていた魔王を何とかすることが出来たのも、エルフたちがディアヴロ受け入れたのも、跡継ぎ問題も何とかなりそうなのも結果論ですからね。

ディアヴロ自身が考慮したうえでの決断では無い点がモニョるところなんだよなあ。

あれでエルフが受け入れなかったりドュランゴが有能で道理が分かる人物じゃなかったらどうしてたんでしょうね。

まあ、結果的にあの指輪のお蔭で異種族間でも子づくりできるという超ご都合主義展開来たし、これからも都合のいい展開になるだろうし気にした方が負けかな(笑)

シリーズ感想

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 1巻 感想
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お勧めの作品

最新刊である『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術10 (講談社ラノベ文庫)』は6月29日に発売されたばかりなのでお忘れなく。

アニメ放送中にもう一冊くらい新刊が出るのかしら?

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