賢者の孫 2巻 破天荒な新英雄 感想 ネタバレ あらすじ

賢者の孫 2巻 破天荒な新英雄』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想になる前に注意書きをおいてあります。

ですので、未読の方やネタバレを見たくない方でも、そこまでは読んでいただいても大丈夫なはずです。

あらすじ

魔人の脅威増大――!! じゃあ『究極魔法研究会』で夏合宿をやろうか

魔人シュトロームを退け、アールスハイド王から勲章を賜ったシン。
国中が新英雄の誕生に沸く中、今度は隣国ブルースフィア帝国が戦争を仕掛けてきた!!
しかも両国が交戦状態の中、魔人シュトロームが多数の魔人と共に現れ帝都を襲撃!!
瞬く間に帝都は魔人達に蹂躙され全滅してしまった。
シュトロームが生きている事を知った王国は、戦力増強を図るため、
魔法学院と騎士学院の合同訓練を行うのだが――。
新英雄シンの型破り異世界ファンタジー、第二弾!!

ネタバレなしの感想

世界を危機に貶めるほどの強大な魔人を討伐したシンは新たな英雄として讃えられ、叙勲式が執り行われる。

周囲からの賞賛と注目に辟易としたシンであったが、隣国ブルースフィア帝国との戦争や魔人化の黒幕であるシュトロームが生存していたことに危機感を抱く。

帝国との戦争、魔人の襲来に備える為、クラスメイトである究極魔法研究会の面々を鍛えることを決意する。

シンとシンに鍛えられた究極魔法研究会の面々は、魔人の脅威に立ち向かうことが出来るのか?というお話です。

唐突に始まった帝国との戦闘や、その裏で暗躍しているシュトロームたちの姿も描かれていますが、そちらは前座というかシンが究極魔法研究会の面々を鍛えるための理由づけにすぎません。

ですので、今巻『賢者の孫 2巻』での戦争描写とか陰謀策略とかには期待してはいけません。

では、今巻の見所はどこにあるのかといえば、究極魔法研究会の面々がシンに魔法を学んだことであっという間に世界有数の実力を身に着けるところと、シンとシシリーの恋愛要素ですかね。

流石は偉大な賢者マーリンに育てられて、魔法だけではなく剣技も体技も完璧であり、しかも新たな発明を簡単にできるシンの力は偉大ですよ。

魔法学院に入学したての学生たちが、シンに魔法を教わっただけで王国の有力者の実力を抜き去り、世界有数の実力を兼ね備えることが出来たのですから。

流石、シンさん半端ねえっすわ。

学生にそんなすぐ抜かれる実力の教師陣とか大丈夫か?って思たりしましたが、シンさんに教わるのならそんなのは当然だなって思い直しました。

シンさんの魔法知識を広めたら一気にブレイクスルーが発生しそうなものですが、そんな危険な技術を広めない様にするとか、さすが世界が見えていますわ。

圧倒的な実力を身に着けた究極魔法研究会の面々も騎士学院の合同訓練で騎士たちに無力感を植え付けるほどの活躍をしましたし、シンやと究極魔法研究会の面々の無双っぷりには爽快感を覚えましたよ。

折角の合同訓練なのに、魔法使いと騎士の連携訓練が出来ていなかったり、騎士の存在意義を揺るがしたりしていて合同訓練の意味に疑問は覚えましたが、これは魔法という強大な力の前に騎士が身を挺す必要がないことを伝える為でしょうね。

シンや究極魔法研究会の面々の実力があれば魔法使いを守る騎士はもはや不要ですし、鉄砲の発展によって刀剣による戦闘が廃れたのときっと同じことなのでしょう。

単純に強いだけではなく、その力の使い方をわきまえているシンが居るのですから、帝国との戦争や魔人の跳梁に人々が怯えることはきっとないでしょうね。

本当に苦戦とか逆境、フラストレーションを溜める展開が全くないですね。

真っ平らな直線を駆け抜けていくようなシンの活躍に爽快感を覚えますわ。

今後も、シンと究極魔法研究会の面々の活躍を楽しんでいきたいと思います。

恋愛面での方ではシンとシシリーの関係が大きく進展しています。

元々、お互いに一目惚れしている関係ですし、ずるずると引きずるよりは今回の展開の方が良かったと思います。

ヒロインレースではシシリー一強体制ですし、ハーレム展開にならないようですね。

一人の素敵な女性を心から愛し、他の女性には目もくれないシンは強いだけではなく紳士でもありますね。

シンとシシリーの感情が盛り上がっていくところや、恋愛的なイベントとかはこれまでほぼ描かれていませんから、きっとこれからそういった要素が描かれて盛り上がっていくんだろうなあ。

今後、シンとシシリーが恋人の様に付き合っていく姿を楽しんでいきたいと思います。

ネタバレありの感想

ここから下は『賢者の孫 2巻 破天荒な新英雄』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。

帝国と魔人

シンが開戦の気配を知ったと思ったらすぐに開戦、そして滅亡とシンと絡む間もなく退場した隣国ブルースフィア帝国です。

シンと究極魔法研究会の面々の敵は魔人たちでありますし、シンがこの戦争に関わらないということでバッサリ切られた感がありますね。

シンと敵対する魔人の脅威を煽るためには、もうちょっと帝国側も有能というか強く書く必要があったと思いますよ。

王国を苦戦させた帝国をあっさり滅亡させる魔人はやはり世界の脅威だ。

そんな世界の脅威に対応できるのはシンとシンに魔法を教わり強大な力を手に入れた究極魔法研究会しかいない!

っていう新たな英雄の登場を煽らないと盛り上がらないんじゃないのかしら?

いまでさえシンはあらゆる分野でSUGEEEと賞賛されていますし、魔法を使えば常識が無いといわれるほどの威力です。

そんな圧倒的な強者であるシンと対峙する敵役にもある程度実力を持った居てじゃないと、今後の戦いの盛り上がりに欠けます。

帝国の滅亡は一国を蹂躙するという魔人の強さを描く機会だったのに、帝国軍や皇帝が間抜けすぎて滅びるべくして滅びたよねとか、魔人が凄いんじゃなくて貞子が無能すぎたんじゃって想いしかないですわ。

主人公の強さを際立たせるため敵側を掘り下げて描き、敵側も強者であることを読者に説明し、そんな強者でも一蹴する主人公TUEEEとする方が盛り上がると思うんですよね。

賢者の孫の場合、シンがもの凄く強いし有能であるということを周囲からの賞賛で際立たせています。

その凄いことや賞賛に対しての裏付けや実績が私には伝わってこないので、シンが凄い部分が薄っぺらく見えるんですよね。

主人公が有象無象を蹂躙するお話は爽快感があって個人的には好きですが、読者が些細な点を気にさせないだけの面白さか、ごまかす分の説得力は欲しいなって思います。

軽い話は軽い話で楽しめますが、もうちょっと何か心を揺さぶる部分が欲しいです。

シンがカッコいいことを言うだけで、そのセリフに感情が伴わないのはちょいきついです。

次巻『賢者の孫 3巻』までは購入してあるので、読んで感想をあげようとは思いますが、面白い点が見つからなかったら読むのは次巻までかなって考えています。

■シシリーとシン
シンとシシリー、告白して無事に結ばれました。

一目惚れから始まった関係ですが、シシリーの方はシンに好意を抱く理由が分かるので直ぐにくっついてよかったなと思います。

騎士学院の合同訓練でのシンの嫉妬シーンはコメディとしても面白くなかったですし、恋愛要素としても面白くなかったので、ああいった描写を今後は見なくて済むと思えば、この二人がシリーズ早々に結ばれてくれたのは朗報といえます。

正式に恋人同士になった二人ですし、今後はシンがシシリーに対する好意や愛情を同道や言葉でみせてくれることに期待します。

シンがシシリーを好きという感情ををもうちょい描かれてくれるといいな。

おまけでいきなりエロいシーンが挟まってて驚きました。

この作品にエロい要素期待していなかったですし、読んでいる側の感情が高まるようなエロさはありませんでしたし、無くても良かったかなって思います。

個人的にはエロいおまけよりも、シンとシシリーの好意が深まるような心のやり取りをする恋愛要素多めのおまけだったら嬉しかった

シリーズ感想の索引

賢者の孫 1巻 常識破りの新入生 感想
賢者の孫 2巻 破天荒な新英雄 感想

お勧めの作品

今回のお勧めは『賢者の孫 (10) (角川コミックス・エース)』です。

漫画版賢者の孫も遂に大台の⒑巻ですね。人気がある証です。

アニメ放映直前の発売なので、放映中にもう一冊くらい発売されそうですね。

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緒方俊輔
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