俺を好きなのはお前だけかよ 2巻 感想 ネタバレ あらすじ

俺を好きなのはお前だけかよ 2巻』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想になる前に注意書きをおいてあります。

ですので、未読の方やネタバレを見たくない方でも、そこまでは読んでいただいても大丈夫なはずです。

あらすじ

ここで質問。ある日突然、複数の美少女とラブコメイベントが発生したらどうする? もちろん迷わずラッキースケベるよね? でも、もしスケベると自分の人生が終わるとしたら……どうする? 俺こと如月雨露は、今その状況にいます。「一人の男が、何人もの女の子とバカップルのようなことをする。それなのに、特別な関係じゃないと言い切る。これで周りに納得してもらえるのは、ラブコメの主人公ぐらいですよ?」 そういえば俺はモブだった! 俺がラブコメの主人公だったら、許されたのにぃぃぃぃ! つーか、可愛い系幼馴染みのひまわりとクール美人なコスモス会長の二人とは、『あの一件』で気まずい関係になったのに、なんで俺はひまコスと、こんなラブラブ体験してるんだ!? 相変わらずエスパーな根暗眼鏡少女ことパンジーよ、お前はまざってこんでええ。俺は今もお前のことは大っ嫌いだから。彼の身に一体何が!? 一年前の高校野球地区大会決勝戦にまつわる真(新)ヒロイン?も登場し、予断は許さぬ第二巻!

ネタバレなしの感想

シリーズ二巻にしてタイトルに偽りありとなった『俺を好きなのはお前だけかよ 2巻』の感想です。

今回も登場人物たちのやり取りがコミカルで面白かったです。

ただ、贅沢なお話だなと自分でも思うのですが、前巻『俺を好きなのはお前だけかよ 1巻』で感じた驚きと興奮は無かったというのが正直な気持ちです。

読者の想像の上をいく展開を今回も期待してしまったのですが、流石に続けて驚きを用意するのは難しいですよね。

でも、続刊ということでキャラクターたちの特徴を掴めていたので、会話劇の面白さやジョーロやコスモスの優しさ、パンジーの可愛らしさがより楽しめたと思います。

今巻の内容は『俺を好きなのはお前だけかよ 1巻』で破たんしたジョーロを中心としたメインキャラクターたちの関係性の再構築がメインの内容となっています。

全ての関係性をいったんリセットし作り直すのではなく、前巻でのサンちゃん事件までの基本的な関係性は保ったまま一部変化を受け入れるという感じですね。

破綻してしまったとはいえジョーロが身内を想う心の強さが強いですから、コスモスやヒマワリについてはジョーロが関係を切り捨てるなんてできるはずなかったですよね。

読者としては、あれだけ拗れてしまった関係がこんなにあっさりって思ってしまうところもありましたが、長く引っ張るエピソードではなかったという事でしょう。

サンちゃんについては、前巻でかなりエグイことをしているのでこんなに簡単に友誼が復活していいのかなとはちょっと思います。

でも、ジョーロはサンちゃんの事が大好きだから納得するしかないのでしょうね。

ジョーロの側がなぜにサンちゃんに対してそこまで厚い友情を覚えるようになったのかは、いずれ語られるのかな。

それにしても、パンジーにとって最大のライバルは間違いなくサンちゃんですね。

あらすじにもある真(新)ヒロイン?のあすなろは、イラストデザインやキャラクターは悪くなかったのですが、正直いって既存のヒロインに比べて見劣りしてしまいました。

行動や狙いがあからさまに分かりやすかったので彼女のことが気になる感じでも、物語を引っ張る力もちょっと弱かったかなと思いました。

物語の展開的のため、あすなろが読者のフラストレーションを溜めてしまうようになっていますので、その点では彼女が魅力を発揮できなかったのは仕方ない気はします。

あげくに本作のメインエピソードにあすなろが関わっていませんし、エピローグで出てくるあのキャラクターの方に読者の注目が集まるだろうし、本当に可愛そうな真(新)ヒロインだなあ。

あすなろさんについてネタバレありの感想の方でちょっとだけ掘り下げて語ろうと思います。

ジョーロを中心とした集団は、外側から見ると集団内での結束が強く思えます。

学校中で話題になるほどの事件が起きたのに、それでもその集団が再結成されたわけですから。

彼女ならずともこの集団が無くなった時こそがいい機会だと考えてしまうのも納得です。

だから、今巻はジョーロのコミュニティにジョーロのことをとても大切にしている人物を向かい入れるための物語であったのだと思います。

ジョーロが大切に想っている人たちが彼女のことを仲間として受け入れるための、彼女がジョーロの周りにいる彼の大切な人の事も受け入れるためのエピソードだったのでしょうね。

ジョーロに対する贖罪やお礼を兼ねているとはいえ、彼女のことを認めて無かったらダンスのパートナーになるように画策したり取り計らったりはなかったと思います。

彼と彼女の互いを大切に想い合ってはいるけど、それをお互いに正直に出さない関係大好きですよ。

本心を隠している部分があるからこそ、その本心がふとした時に溢れて伝わってしまう時が、本当に堪らないな。

次巻『俺を好きなのはお前だけかよ 3巻』では、当然の展開としてエピローグで出てきた彼女中心にお話が進みますよね?

まさかローリエ中心のお話だったらそれはそれでびっくりですが、望むところですよ。

ネタバレありの感想

ここから下は『俺を好きなのはお前だけかよ 2巻』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。

あすなろについて、あとコスモスさん

折角の追加ヒロイン枠なのに魅力を発揮するよりも読者のヘイトを買ってしまったあすなろさんです。

変に策謀を企てないで真っすぐに気持ちを伝えていたらまた違ったんだろうけど、選んだ手段が前巻のサンちゃん並みにダメでしたね。

新聞部という権力を用いて情報操作というかねつ造記事でジョーロを孤立化させようとするとか、ジョーロ周辺の人たちが黙っている訳ないでしょうにね。

それにそんな手段で好きな相手であるジョーロの評価を下げてしまって、どうやってフォローをするつもりだったのか気になります。

好きな相手であるジョーロと結ばれることを第一として、それ以外のモノを置き去りにしていたあすなろですから、ジョーロに受け入れられなかったのも道理なんでしょうね。

他者の感情や想いを大切にするジョーロと、他者を傷つける様な策謀をしたあすなろは相性悪いんじゃないかしら。

評価が下がるターゲットがジョーロだけならサンちゃんの様に許された可能性が僅かに合ったけど、パンジーやコスモス、ヒマワリまで巻き込んでいるし無理筋ですよね。

あすなろの策謀を告発する役目はパンジーではなくコスモスが務めました。

ポンコツ可愛い生徒会長という評価でしたが、告発時の凛々しさはコスモスの本質は出来る女性であることを表していますね。

あすなろの告発もできればジョーロが居ない場でと考えていたことから、他者に対する優しさも持ち合わせています。

こんな素敵で優しい女性であるコスモスが、なぜサンちゃんが絡んだ時にあんなにもポンコツだったのか不思議です(笑)

それだけサンちゃんに対する想いが強かったのかもしれませんが、今はサンちゃんに対するときも普通なんですよね。

もうサンちゃんに対する気持ちは吹っ切れて、ジョーロの方に好意が向いているのかな?

ダンスの時にジョーロの頬に口づけした意味は果たして?

そして、その行為をパンジーさんが許してくれるのかどうか、見逃してくれたのかしら。

コスモスさんは再評価の流れが来ましたが、ヒマワリさんの再評価は次巻以降にお預けですね。

パンジーについて

前巻では登場キャラクター全てを掌の上で転がし、全てを見通していたようなパンジーでした。

ですが、今巻では他のキャラクターたちと一線を画すような感じではなく、ジョーロたちと同じような立ち位置にいたように感じました。

そう思ったのはなんでだろうなと考えましたが、ジョーロたちのグループに加わったことで孤高の存在ではなくなったことが大きいのかもしれないです。

ジョーロたちの行動を誘導するのではなく、あくまで相手を想っての助言にとどまっていた風にも見えましたね。

ジョーロたちと同じ目線にたったことで、パンジーの恋する女の子らしさも前巻よりアピールされていた気がします。

図書館でジョーロと共にダンスの練習をするところも可愛かったですが、本番でジョーロとダンスしている姿も最高に可愛かったですよ。

普段全く動じず感情を画しているパンジーがジョーロにだけ見せてしまう巣の感情や表情の描写がとてもいいですわ。

パンジーに良かれと思ってパンジーとコスモス、ヒマワリが友人になるきっかけを作るジョーロもいいですが、

ジョーロの思惑を理解してその厚意をありがたく思うパンジーも素敵です。

互いに相手の想いを理解していますし、相手に良かれと思う行動が出来るところがあるのでジョーロとパンジーは性格的にお似合いです。

ジョーロも素直にパンジーに好意を伝えませんが、もう確実に落ちていますよね。、

この強がりを最後まで貫いてほしいような、最終巻の最後でデレてほしいような複雑な気持ちです。

シリーズ感想の索引

俺を好きなのはお前だけかよ 1巻 感想
俺を好きなのはお前だけかよ 2巻 感想

お勧めの作品

最新刊『俺を好きなのはお前だけかよ 12巻』は2019年10月10日発売です。

アニメ化に合わせて新刊を出すのはセオリーですな。

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