俺を好きなのはお前だけかよ 13巻 感想 ネタバレ あらすじ

俺を好きなのはお前だけかよ 13巻』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想になる前に注意書きをおいてあります。

ですので、未読の方やネタバレを見たくない方でも、そこまでは読んでいただいても大丈夫なはずです。

あらすじ

とある冬の日、焼鳥屋に集ったジョーロ達男4人。え、これラブコメだよね?

「お、俺に……恋愛相談をさせてくれ!」
とある冬の日、こう言って『ゲンキな焼鳥屋』に俺――ジョーロ、ホース、そしてフーちゃんの三人を呼び出した、サンちゃん。らしくない相談だが……でもよ、こうやってクサイ話を男同士で語り合うのも悪くねえ。さぁ、サンちゃんよ! どんなことでも俺達に――
「実を言うと……、俺も大賀と同様に、恋愛相談があってな」
「その……、僕もなんだ……」
って、俺以外全員かい! そして全員揃って頼るような視線を送るんじゃねえっ!
……俺には俺でやらなきゃならねぇことがあるんだって!

ネタバレなしの感想

ジョーロに恋愛相談をするサンちゃんを始めとした男性キャラクターたちとの恋愛事情と

恋愛相談の答えとしてジョーロとヒロインたちが二人で過ごした一日を描かれるという展開になっています。

ジョーロとヒロインたちの過ごし方は、各ヒロインの個性や魅力が発揮されていて面白い内容となっています。

サザンカは恋する乙女っぷりが暴走して空回りをしてしまいますが、それを巻き返すかのような可愛さのギャップが凄かったです。

大好きなジョーロに気に入られたいからではなく、一緒に幸せな時間を過ごしたいとサザンカが色々と頑張るところは健気なんですけど、空回りすぎて笑いになっていました。

サザンカは狙って行動するよりも、自然な状態でジョーロと接した時の方がとても魅力的ですね。

ひまわりは前巻のエピソードで精神的に成長したということが理解できるエピソードでした。

でも、ひまわりの章はひまわりよりもチェリー先輩の方が目立っていた気がします。

ドジとかのレベルで納まらない騒動とそれを笑いに昇華する行動は正に天才ですよ。

今回の各ヒロインのエピソードの中で一番笑わせてもらいました。

コスモスは大人びた外見からは想像できない内面の幼さが改めて浮き彫りになっていました。

これまでもたまに内面の幼さは描かれていましたが、ジョーロに対するいたずらの内容の可愛らしさが幼さをより感じさせてくれます。

外見と内面のギャップ、恋愛が絡まないときの凛々しさとのギャップがコスモスの可愛らしさを引き立てているように感じました。

そして、パンジーとジョーロが過ごした一日は今後の展開を示唆する内容が描かれています。

ジョーロと過ごすパンジーの姿と内面をみると、パンジーもジョーロに恋する普通の女の子の様にみえて微笑ましかったです。

パンジーは本当にジョーロの事が好きなんだなと伝わってきましたよ。

ですが、パンジーの隠している事情の一端が今回も明らかになったことで陰がさしたように感じました。

パンジーのもつジョーロへの恋心、それを抑えなければならない事情はもう間もなく明らかにされそうです。

その事情の重さにジョーロが耐えられるのかというのがクライマックスに向けての山場となるんでしょうね。

ジョーロに恋愛相談をした男性キャラクターたちも、各々意中の相手とうまく運んでいる姿が描かれています。

サンちゃんとホースが苦戦しているのに比べて、ふーちゃんの成長っぷりが凄くて笑えました。

ジョーロのちょっとしたアドバイスを自らのものにしてタンポポと仲良くなるところ凄かったですよ。

恋愛というより調教や洗脳という風に見えたので若干の怖さはありましたが。

次巻『俺を好きなのはお前だけかよ 14巻』で遂にジョーロの特別に大好きな女の子が誰なのかが明らかになります。

そして同時に、その子以外のヒロインとの絆が破壊した様も描かれるのでしょう。

作品としてのクライマックスに向けて大きく物語が動きそうな次巻の発売が待ち遠しいような怖いような複雑な気持ちです。

最後はハッピーエンドになると信じて次巻も読んでいこうと思います。

ネタバレありの感想

ここから下は『俺を好きなのはお前だけかよ 13巻』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。

ジョーロの選択

毎巻読んでいて思うのですが、本作品はクライマックスでのヒキが凄いですね。

サンちゃんたちの恋愛相談でヒロインたちと過ごした一日を説明していたジョーロですが、

実はそのヒロインたちの3人との絆が既に破壊した後だったと知って驚きましたよ。

ヒロインたちと過ごした明るい一日や楽しそうなヒロインたちの姿は、既に過去のものとなってしまっていた訳ですよ。

振られた側のヒロインたちも苦しさや悲しさを感じていますが、振った側のジョーロも同様に苦しさや悲しさを感じないわけがないです。

そんなジョーロが平気な顔をしてヒロインたちと過ごした一日を語っていたのは、振ってしまったヒロインたちへの誠実さと贖罪なのかなと感じました。

彼女たちの感じる悲しさや苦しさを想えば、自分(ジョーロ)が辛そうにするなんて烏滸がましいと考えていたのかもしれないです。

みんなとの絆を大切にしていたジョーロが、たった一人の特別に大好きな女の子との絆を作るために他の絆を破壊しました。

ジョーロにもヒロインたちにも痛みが伴う選択をしたわけですが、その選択をしてまで絆を作りたかった特別に大好きな女の子は誰なのでしょうか?

自分はその相手はパンジーに他ならないと考えています。

メタ的な点で言えば、徐々に開示されながらも真相が明らかにされていない伏線を持つパンジーが選ばれないとか考えにくいです。

逆にこれでパンジーが選ばれなかったらサプライズすぎて驚きますわ。

なんのためにサンちゃんやアネモネと関わっていたり、意味深な姉と妹の入れ替わりという情報を出したのかって思いますよ。

まあ意表をついて読者を驚かすためにという可能性はありますが、驚かすためだけにしては手が込み入りすぎています。

それにこのままヒロインの誰かに告白してそのまま結ばれて終わりとも考えにくいのですよね。

パンジーの抱えた事情を考えるにジョーロからの告白にそのままYESと答えはしないはずです。

ジョーロの事は好きだけど付き合わないと言っていたパンジー。

その付き合わない理由も間もなく明らかになるでしょう。

パンジーの事情をどうにかして二人が付き合うのが作品として最後の山場になると考えています。

『俺を好きなのはお前だけかよ 11巻』のクライマックス前にホースがジョーロに告げた言葉を考えると、

最後の山場を乗り越えるの困難を極めそうです。

それでも、いまのジョーロなら乗り越えられるとは確信しています。

これまでも幾多の困難を乗り越えて精神的に成長したジョーロの姿をみてきていますし、

ジョーロが一人で乗り越えられないとしても頼りになる親友のサンちゃんと好敵手のホースがきっとジョーロを支えてくれるはずですから。

パンジーの秘密

『俺を好きなのはお前だけかよ 8巻』から小出しにされていたパンジーが抱える秘密。

その秘密は徐々に小出しで提示されてきていましたが、今巻で限りなく確信に近い情報が提示されました。

作中で語られていた「双花の恋物語」、この物語で描かれている妹の立場とパンジーの立場が同じだと捉えられました。

パンジーは入院している「姉」の代わりにジョーロと結ばれようとしており、「姉」とジョーロが結ばれた後に姿を消そうとしている。

というのがパンジーが抱える秘密なのでしょう。

俺を好きなのはお前だけかよ 7巻』でパンジーが語っていた「誰かの代わりを演じて、相手に触れ合う」という言葉、

俺を好きなのはお前だけかよ 8巻』で明らかになったアネモネとの出会いの経緯を考えると以下の仮説が思いつきます。

春先の事故の際、「姉」に命懸けで助けられたパンジーが「絶対に返したい恩を返すために」、「誰か(姉)の代わりを演じて、ジョーロに触れ合」っていたのではないか。

私の仮説が当たっていたとすると、パンジーの行動は破たんしていますよ。

パンジーが狙いを実現させようとしても、ジョーロがそれに従うとは思えないからです。

パンジーは「姉」の代わりを演じているのかもしれませんが、ジョーロが好きなのは「姉」ではなくパンジーなんですから。

そのジョーロの想いとのずれを修正する手段をパンジーは持っているのだろうか?

そして「姉」の側が事情を知って納得できるのだろうか?

この辺のズレは絶対出てくるはずですので、パンジーがそのずれをどう解消させようとするのかとても興味深いです。

パンジーとジョーロが結ばれるためには、パンジーが「姉」に絶対返したいと考えている恩義をどう解消するかがカギとなりそうです。

「姉」との間に大きな恩義や約束があるのかもしれませんが、ジョーロと結ばれるためにその恩義や約束をすてることができるのか?

という点がジョーロとパンジーが結ばれるための最大の試練となりそうに思います。

その試練を乗り越える切っ掛けが、「大事な時には約束をやぶってもいい」というサンちゃんが語った言葉にあるように感じます。

大切なジョーロとの絆を守るために、大切な約束を破って「姉」の代わりではなく本当の自分の出すパンジーを見てみたいです。

シリーズ感想の索引

俺を好きなのはお前だけかよ 1巻 感想
俺を好きなのはお前だけかよ 2巻 感想
俺を好きなのはお前だけかよ 3巻 感想
俺を好きなのはお前だけかよ 4巻 感想
俺を好きなのはお前だけかよ 5巻 感想
俺を好きなのはお前だけかよ 6巻 感想
俺を好きなのはお前だけかよ 7巻 感想
俺を好きなのはお前だけかよ 8巻 感想
俺を好きなのはお前だけかよ 9巻 感想
俺を好きなのはお前だけかよ 10巻 感想
俺を好きなのはお前だけかよ 11巻 感想
俺を好きなのはお前だけかよ 12巻 感想
俺を好きなのはお前だけかよ 13巻 感想

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コメント

  1. nomae より:

    ちょっとパンジーに肩入れしすぎな見方かなと毎回思います。
    この作品は好意と絆をキッチリ分けているのでパンジー関連の伏線がイコールパンジーへの好意にならないのではないかと。
    それに一番大好きな女の子ですがパンジーではないと思います。10巻のあすなろが言っていた台詞の件ですがあそこで表している女の子は「分かってる。だから~」のセリフに出ている通りの人かと。

    • くじらさん より:

      nomaeさん
      コメントありがとうございます!

      パンジーへの肩入れの比重が確かに大きいなと自覚があります。パンジー関連の伏線や設定のことをメタ情報なのについつい重視してしまっているのですよね。
      ご指摘いただきました好意と絆を分けているという点は、自分が見落としていた視点ですので成程と思いました。10巻のあすなろとの会話をちょっと見直してきます。

      『俺を好きなのはお前だけかよ 14巻』でジョーロの一番大好きな女の子があきらかになるでしょう。
      パンジーをここまで推しているのに外してしまったら恥ずかしいですね。でも、その展開も驚きを感じられるので面白そうです。

  2. 匿名 より:

    アニメ視聴してから原作を1から読みました。
    こちらの記事にいきついたので今更ながらコメントさせていただきます。
    こちらの考察や予想については納得できますし、大筋ではあっているような気がします。
    事故にあった子がパンジーにとってどういう関係の人物なのが焦点になりそうですね。

    個人的には5巻と6巻の内容(お菓子作りを教わるくだり)からサンちゃんが中学時代に恋していた相手とパンジーが中学時代に憧れていた仲の良かった友達が同一人物である可能性が高いと考えているので、事故にあった人物がその子である可能性も含めてその子の存在が今後のストーリーに関係してくるのかな、と思っています。
    事故にあった子については13巻のパンジーが作った髪留めがヒントになっている気がします。「薄い青」という情報しかありませんが、愛称=髪留めになっている本作では伏線になっているのかなと。

    今後も記事を楽しみにしています。

    • くじらさん より:

      匿名さん
      コメントありがとうございます!

      パンジーが中学時代に憧れていた仲の良かった友達、この存在を失念しておりました。
      仰る通り、サンちゃんがジョーロを逆恨みする大きな要因となったサンちゃんが中学時代に好きだった相手であり、ジョーロに対して好意的だった彼女の出番がありそうですね。
      髪留めの伏線についてもありがとうございます!「薄い青」で菫の近接種の花名がその女の子の名前なのかもしれません。
      私が見落とした、気づいていない部分を教えていただけてとても感謝です。ますます次巻以降の展開が気になりましたし、楽しみになりました。

      また気が向かれましたら、見に来てくださるとうれしいです。

      • yuu より:

        おそらく、「薄い青」で私が予想している花とくじらさんのお考えは一致しているのかな、と思います。
        ジョーロに惚れたきっかけや、好きなところ、サンちゃんからの質問の返しなど作者が意図的に「パンジー≒中学時代の女の子」にしている節があるので出番はありそうですね。
        アニメは終わり方が不完全燃焼だったので、原作は綺麗な終わりを迎えてほしいです。

        今後も記事を拝見させていただきますし、良かったらコメントもさせていただきます。
        返信くださりありがとうございました。
        記事の更新楽しみにしてます。

        • くじらさん より:

          匿名さん
          コメントありがとうございます!

          お互いの予想が当たっているのか、14巻か15巻には分かりそうですし刊行が待ち遠しいです。
          中学時代の女の子は今のジョーロたちの関係を作るきっかけともいえるのに彼女自身の情報が全くないのが意味深ですよね。意図して情報を抑えていたのだとすれば、今後重要な役割を与えられるからじゃないかと深読みしてしまいます。
          アニメはスタートが良かっただけに終わり方が勿体なかったです。4巻と5巻の内容までをきれいにまとめられていたら良作として話題になったと思うんですが、、、ワンクールじゃ厳しかったようです。

          ありがとうございます。続刊が出ましたらまた感想を挙げていると思いますので、気が向いたら読んでいただけると嬉しいです。

  3. 芋けんぴ より:

    初めてコメント出せていただきます。

    私も中学時代の彼女のことがすごく気になっていました。
    5巻64ページに彼女の外見が次のとおり表現されています。

    〜少し長めの片三つ編みに、眼鏡をかけた『彼女』〜

    66ページには次の表現があります。

    〜真っ赤に染めた顔で、『彼女』が差し出してきたソレは、白と薄桃色のリボンでラッピングされたクッキー。〜

    コミック2巻10話に『彼女』を描いた1コマもあります。

    これってパンジーに似た雰囲気だと思いませんか?
    もしかして彼女がパンジーの双子の姉って思えませんか?

    • くじらさん より:

      芋けんぴさん

      コメントありがとうございます!
      そして返信が大変遅くなり申し訳ありませんでした。

      確かにご指摘いただいた部分を読むとパンジーの姿と被るように思えますね。
      パンジーがその美貌を隠すにしてもそこまで外見的特徴を似せる必要はありませんし、意図して中学時代の彼女に寄せてきている様に思えます。

      パンジーが入れ替わりを意図している点からも双子説は十分ありそうです。

      • 芋けんぴ より:

        https://dengekibunko.jp/product/?keyword=俺を好きなのはお前だけかよ

        ここで最新刊の試し読みができますよ。
        気になるセリフがありました。
        〜貴女に三色院の名前を貸してあげる〜
        どういう意味でしょうね?

        • 芋けんぴ より:

          ゴメンなさい。
          引用文、誤ってました。
          正しくは
          〜『三色菫(パンジー)』。この名前を、貴女に貸してあげる〜
          でした。

          • くじらさん より:

            芋けんぴさん

            コメントありがとうございます!
            試し読みができるのですね、新刊発売が近いので読むかどうか実に悩ましいです。
            まっさらな気持ちで読みたいような、内容が気になるので試し読みしたいような(笑)

            引用いただいた内容も実に気になりますよ。
            この台詞がでてくるということは新刊ではパンジーのバックグラウンドについて語られるようで楽しみです。
            もう来週には発売ですね。私も発売日に買って感想を挙げたいところです。

  4. なかゆう より:

    パンジー争奪戦みたいなやつの前に、サンちゃんがパンジーに告白してました。パンジーはOKしていました。
    結局あの告白の件はどーなったんですか?