ヲタクに恋は難しい 1巻 感想 ネタバレ あらすじ

隠れ腐女子のOL・成海(なるみ)と、ルックス良く有能だが重度のゲーヲタである宏嵩(ひろたか)とのヲタク同士の不器用な恋愛を描いたラブコメディ。
『次にくるマンガ大賞2014』の〝本にして欲しいWebマンガ部門〟第1位、pixiv内オリジナルコミックブックマーク数歴代1位の大人気作品が多数の描き下ろしを加えて待望の書籍化

ヲタクに恋は難しい 1巻』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想になる前に注意書きをおいてあります。

ですので、未読の方やネタバレを見たくない方でも、そこまでは読んでいただいても大丈夫なはずです。

このマンガがすごいで話題になっていたのは知っていましたが、これまでスルーしていました。

2018年4月からアニメ化という事を知って手を出しましたが、アニメ化作品には手を出すというところに私のミーハーな部分が思いっきり出ていますね(笑)

アニメ化するほどに面白い作品なのかという点が気になりまして既刊分まとめ買いしましたが、果たしてまとめ買いは成功だったのか否かも気にかかりますわ。

ネタバレなしの感想

腐女子と廃人ゲーマーカップルの内輪向けのいちゃこらを愛でる漫画ですね。

この『オタクに恋は難しい 1巻』では主人公である腐女子の成海が廃人ゲーマーの宏嵩が再会し、2人が付き合い始め、仲が深まっていく様子が描かれています。

すでに色々な感想サイトや読書メーター、Amazonの商品レビューにも記載されていますように、この作品はオタクが原因で恋愛に踏み出せない、うまくいかないという話ではありません。

作者の方が思い描く理想的な腐女子と廃人ゲーマーのオタクカップルの痴話げんかやイチャイチャを楽しむことがメイン要素となった作品です。

オタクカップルのラブコメ要素にプラスして、オタクあるあるネタやネットスラングネタを追加した、ディープなオタクからライトなオタクまで楽しめるのではないでしょうか。

読者の一人である私がこの作品を楽しめたのかというと、読んでいて引っかかる部分が多く心から楽しめなかったですね。

『オタクに恋は難しい』という作品自体がつまらないというわけではないですし、オタクカップルがいちゃいちゃするのは自分も大好物のシチュエーションですのでその部分は面白かったですよ。

ただ、いかんせん登場キャラクターである二組のカップルのTPOをわきまえない行為と言動に引っかかりを覚えてしまったんですよね。

これで主人公たちの立場が学生だったならそこまで引っかからないのでしょうが、社会人という立場から考えると人目をはばかること無く痴話喧嘩やいちゃつく姿に違和感がありました。

遠くから眺めて楽しむ分にはいいですが、この登場キャラクターたちと同じ会社や同じお店にはいたくないなって思ってしまいましたよ。

そういった細部が気になってしまうのは、私が年をとったせいなのか、それとも作品にはまれなかったが故なのかというところです。

繰り返しになりますが本作品を読もうと思った方は以下の要素が受け入れられるかを検討したほうがいいと思います。

 ・オタクカップルのいちゃいちゃや痴話喧嘩を端から見るのが好きかどうか。
 ・オタクねたやネットスラングに耐性があるか、または受け入れられるかどうか。
 
この2点が大丈夫なら『オタクに恋は難しい 1巻』を読んで悪い評価にはならない気がします。

本当にこの作品が面白いと思えるか否かは、主人公たちカップルへの共感度と想い入れができるか否かにかかっているとは思いますが。

私自身は主人公たちカップルへの想い入れ強くなかったのでそこそこの面白さに感じています。この評価が続刊で切り替わるのかどうか気になりますので、もうちょっとシリーズを追ってみようと思います。

ネタバレありの感想

ここから下は『ヲタクに恋は難しい 1巻』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。

フィクションへの細かい突っ込み

をすることは野暮とは理解していますが、どうしてもこの作品を楽しめず引っかかってしまった点がTPOをわきまえないキャラクターの言動でした。

付き合いたての恋人同士ですし、身近にいる友人たちも恋人同士ですし、みなオタク趣味への理解が強いためコミュニティー内での暴走が進むことは理解できるのですが。

さすがに職場で人目をはばからずイチャイチャされるのは受け入れられないし、居酒屋で痴話喧嘩した挙句にイチャイチャし始めるとかそんな場面に遭遇したくないですよ。

その場に自分がいたらと思うと気になるというよりは、気まずくて嫌すぎる(笑)

別に付き合っていることを隠せとか忍んでいろとかは思いませんが、職場でそんな行為を見せられる立場や居酒屋でそんな騒動を巻き込まれる立場を考えたらキツイすぎる。

26歳という年齢は、そんな行為をしても若いからといって許される年齢ではないんだけどなあ。

そんな作品を楽しむ上での詰まらない上に細かい点を考えてしまったのは主要キャラクターたちに共感できなかったからでしょうし、私が彼らのことを見ているのではなく見せられていると感じてしまったんだろうなあ。

私の器が小さいばかりに愚痴ばかり書いてすみませんでした。次の項目では前向きな内容を書きます!

宏嵩の恋心

宏嵩と成海が親しくなったきっかけの描写を見た感じですと、宏嵩にとって成海が初恋の相手ですよね。

そんな昔から好きだった成海自身から今彼の話だったり前彼の相談だったりされていた宏嵩のことを考えると、彼の恋心がとても一途なものに思えてきますね。

「成海が好きなことをしている姿が好き」という宏嵩の言葉からすると、俺以外の男と付き合っていても成海が幸せならいいと思っていたようにも考えられますよ。

そんな一途でともて重たい恋心がかなう機会が来たわけですから、宏嵩からするとあの二人飲みでの告白は冗談めかしていたけど内心は本気だったんだろうなあ。

千載一遇の機会をつかめたのは宏嵩が勇気を出せたからなんでしょうね。

長年の片思いから開放されたわけですから、一緒にいたいという気持ちを表に出すし、我慢できずにキスしてしまうのも納得ですよ。

宏嵩と成海には幸せになってもらいたいなと素直に思いますね。もちろんTPOをわきまえろというところは常に感じていますが(笑)

でも、物語開始時の宏嵩と成海の関係は、小中学校時代からのつながりには見えないのは物語り開始当初の二人の関係が固まっていなかったからでしょうかね。

オタクなことを隠していることを知らなかったり、同じ会社に所属になることを互いに知らなかったりと昔からの知り合いの割りに通じていないなと。

シリーズ感想

ヲタクに恋は難しい 1巻 感想
ヲタクに恋は難しい 2巻 感想
ヲタクに恋は難しい 3巻 感想

お勧めの作品

今回のお勧めの作品は『げんしけん 1巻』です。

有名作品なのであまり紹介の意味はないと思いますが、こちらの作品の方がオタクゆえの恋の難しさ切なさといった部分やオタクあるあるに共感をだけましたね。

共感を抱けたのは、私の年代観がこちらの作品に合っていることと、男のオタクだからこそという点があるからかもしれないですが、面白いこと間違いなしですし素直にお勧めできる作品です。

未読の方が居ましたら是非

げんしけん(1) (アフタヌーンコミックス)
講談社 (2012-09-28)
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