漫画版 オーバーロード 11巻 感想 ネタバレ あらすじ

漫画版 オーバーロード 11巻』のネタバレありの感想になります。

ネタバレが記載されておりますので、未読の方はご注意ください。

あらすじ

今、試されるは「忠誠」

ナザリックの支配者にして自らの主であるアインズに呼び出されたセバス。人間・ツアレを助けたことの報告を怠った罪について詰問され、セバスが選択したのは「忠誠」か、はたまた自らの「正義」か――。

ネタバレありの感想

漫画版 オーバーロード 11巻』の11巻の感想になります。

今巻は全編でセバスが目立っていましたし大活躍してましたので、セバス主人公回といえますね。

内容としては原作でも評価の高い王都を舞台にした『オーバーロード6 王国の漢たち [下]』に突入しております。

セバスが詰問されるシーンから始まり、六腕の首魁であるゼロを倒したのちにゲヘナの炎が立ち上るところを目撃するところまでが描かれています。

今巻も面白かったです!

元々、『オーバーロード6 王国の漢たち [下]』の内容が好きであるという部分はありますが、セバス詰問の場面やゼロとの対決の場面など盛り上がるエピソードをきっちり盛り上げて描いてくれただけに、原作ファンの私としては大満足ですよ。

あらすじにもあるセバスが詰問される場面は、セバスの葛藤する姿やツァレが怯えからセバスを頼る何気ないしぐさ、そしてすべてを受け入れたかのような表情をセバスに向けたところと、絵で表現するからこそ映える部分を楽しませて抱きました!

欲を言えばアインズ様に化けていたパンドラズ・アクターにはもう少しオーバーアクション気味に動いてほしかったですが、それは流石に贅沢言いすぎでしょう。

限られたページ数で情報量が多いオーバーロードの内容をすべて表現しようとすると破綻しますから、重要な部分を拡張子表現してくれているので、無茶を言っちゃいけませんね。

絵での表現といえばレイヴン侯に請われたため、ラナーが芝居を止めて素顔の表情を見せたところも素晴らしかったです。

虚無を感じさせる顔という感じで、人間ではない何かという表現にピッタリの表情でありました。

この人間の範疇ではないとはっきりとわかる有能な王女が既にナザリック勢と繋がっているんですもの、王国の第二王子やレイヴン侯が有能だとしても王国の滅亡は不可避ですな。

我らが守護者統括のアルベドさんも出番少ないながらも存在感を放っていました。

アインズ様が使用したシーツで作ったアインズ様抱き枕をクンクンしたり、多数のアインズ様人形に囲まれたりといったコメディパートは笑えました。

その後、アルベドのアインズ・ウール・ゴウンに対する不穏な言動、部屋の片隅に捨てられているギルド・フラッグとアルベドの心情や行動を語る上で外せない部分はキッチリと描かれています。

この場面の描写があるからこそ、後の巻でアルベドが行う提案に不穏な気配を感じることが出来るのですよね。

短い場面ながらもキッチリと外してはいけない場面は外さない漫画版の描写に安心感を覚えました。

そしてナザリック勢ですが、アインズ様の命によりツァレの救出に動き出します。

そのために結成されたドリームチームのメンツは、デミウルゴスにマレーにシャルティアと本当に戦力過多すぎる。

それだけ失態続きの現状にアルベドやデミウルゴスが危機感を抱いており、絶対成功させるべき過剰な戦力を用意したということでしょうが、デミウルゴスとその配下でも成し遂げられるだろうに階層守護者3人もいるんだものな。

次巻『オーバーロード 12巻』では今回表紙のデミウルゴスとマーレ、それにエントマの活躍が楽しめるのでしょうね。

エントマ対蒼の薔薇は確実に収録されるだろうし、エントマちゃんの活躍が見られるの楽しみだな。はぁ…エントマちゃんかわゆ…

その後のヤルダバオト対イビルアイとその後のモモンさーんの登場までは描かれそうですね。

モモン対ヤルダバオトの決着までとなるとページ数が足りるかなって思いますが、凛々しかったイビルアイがポンコツチョロインと化すところも楽しみです。

シリーズ感想の索引

オーバーロード 4巻 感想
オーバーロード 5巻 感想
オーバーロード 6巻 感想
オーバーロード 7巻 感想
オーバーロード 8巻 感想
オーバーロード 9巻 感想
オーバーロード 10巻 感想
オーバーロード 11巻 感想
オーバーロード 12巻 感想
オーバーロード 13巻 感想
オーバーロード 14巻 感想
オーバーロード 王の使者 感想
オーバーロード プロローグ 感想
オーバーロード プレイアデスな日 感想
オーバーロード 亡国の吸血姫 感想

漫画版 オーバーロード 11巻 感想

お勧めの作品

今回のお勧めは『オーバーロード 不死者のOh! (4) (角川コミックス・エース)』です。

各キャラクターの特徴をキチンと捉えて描かれているので、コメディとしてだけではなくオーバーロードのスピンオフとして十分楽しめる内容ですね。

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