オーバーロード 12巻 聖王国の聖騎士 上 感想 ネタバレ あらすじ

巨大な城壁を擁し、長く平和を誇った聖王国を亜人連合軍が突如、襲撃。
連合軍の総大将は魔皇ヤルダバオト。
残忍冷酷な魔皇によって聖王国は国崩壊の危機に直面する。
苦難の民を救うため解放軍が救いを求めたのは
聖王国にとって不倶戴天の敵であるアンデッドを王に戴く魔導国。
アインズ・ウール・ゴウン魔導王に導かれ
聖王国は魔皇ヤルダバオトの討伐に乗りだす。

オーバーロード 12巻 聖王国の聖騎士 上』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想になる前に注意書きをおいてあります。

ですので、未読の方やネタバレを見たくない方でも、そこまでは読んでいただいても大丈夫なはずです。

いよいよ年明けからアニメ第二期も開始という事で、我慢できずに『オーバーロード 12巻』を再読しました。

やっぱり面白いですわ、『オーバーロード』
アニメももちろん楽しみですが、それ以上に続刊『オーバーロード 13巻』が待ち遠しいです。

【今冬】発売予定とありますから3月までには出てほしいな。

ネタバレなしの感想

魔皇ヤルダバオトによる聖王国襲撃

魔皇ヤルダバオトと、ヤルダバオトに率いられた亜人の軍勢により聖王国は存亡の危機を迎える。

魔皇ヤルダバオトを倒し存亡の危機を乗り切るために、聖王国にとって不倶戴天の敵であるアンデットを王に戴く魔導国へ救いを求める。

魔導王アインズ・ウール・ゴウンは、恐るべき敵魔皇ヤルダバオトを倒し聖王国を救いをもたらすことができるのか?

完全なるマッチポンプの救国劇。事態はデミウルゴスの手の中に。

デミウルゴスの策謀に苦しむ聖王国の民と、策謀を理解しきれず苦しむアインズ様に希望は訪れるのか?というお話

改めて『オーバーロード 12巻 聖王国の聖騎士 上』読み返しましたが面白かったです。

初見や二回目は物語の面白さに引き込まれ勢いに流されてよんでいましたが、3回目となる今回は他所冷静にもなれて物語の細かいところを考えて読めました。

上下巻の上巻ということもあり、下巻を盛り上げるための導入部であります。

ですが、同じシリーズ同じ上下巻構成である『オーバーロード 王国の漢たち』に比べ、主人公『アインズ様』の出番が多く楽しく読むことができましたよ。

他の守護者や他国の人間視点でも十二分に面白い『オーバーロード』ではありますが、やはり『アインズ様』の出番が多いとさらに面白く感じますね。

『アインズ様』自身の圧倒的強者の実力を見せてくれる場面は多くなく、戦う相手も亜人の中の王とはいえ遥か格下なのは間違いなく緊迫感はありませんでした。

『アインズ様』登場シーンの面白さは戦闘シーンの緊迫感ではなく、部下の過剰な尊敬から来る無茶振りに必死に乗っかるところや、第三者視点での過剰なリスペクトにありましたので問題ないかと思いますね。

戦闘シーンの緊迫感や、圧倒的強者による蹂躙は『魔皇ヤルダバオト』が一手に引き受けてくれたので、そちらの楽しさを求める人では十二分に楽しめること請け合いです。

それにしても『魔皇ヤルダバオト』が大活躍するあのシーンは、衝撃ありすぎて凄いですよね。

あの聖王女の扱いは凄すぎますし、攻撃方法はえげつなさ過ぎます。

ネタバレありの感想

ここから下は『オーバーロード 12巻 聖王国の聖騎士 上』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。

ネイアとレメディオス

オーバーロード 12巻』のサブタイトルである『聖王国の聖騎士』とは、『ネイア』のことなのだろうと思っています。

聖王国ではいまだ聖騎士ではなく従者である『ネイア』が、『ヤルダバオト』による聖王国襲撃事件を『アインズ様』に従い乗り切った時に、『ネイア』自身の「正義」が明確になり、その正義を信奉する聖騎士になるまでのお話だと考えています。

『オーバーロード 12巻』では、『ネイア』は理想を実現するためには力が必要であるということを実感し、力なき理想の正義に対して無力感を抱き、圧倒的強者であり自身を理解してくれている(とネイアが勘違いしている)『アインズ様』への信奉を強めています。

そんな『ネイア』が信奉するであろう「正義」への対立軸として存在するのが『レメディオス』なのでしょう。

『オーバーロード 12巻』では『ネイア』視点がメインとなっているため、『ネイア』に理不尽かつ、辛く当たる『レメディオス』の存在は、読者視点でもストレスの対象ですし、彼女に対する反発心が生まれましたからね。

ただ、『レメディオス』の理不尽な言動はパワハラすぎて共感できるところがありません。

私もあの叱責の数々は理不尽に感じましたし、イライラが募りましたから。

ですが、『レメディオス』が信奉している「正義」は、弱者にとっては救いになることは間違いないんですよね。

弱肉強食の世界で、弱者を切り捨てず不幸にならないように救おうとする精神は尊いものですから。

ですが、その理想の正義が及ぶ範疇はあくまで聖王国の住民でありますし、その理想を叶えるには力が足りないというところで画餅に過ぎませんが。

力を追い求める気配を見せる『ネイア』と、理想の正義を信奉する『『レメディオス』の対峙、対比が『オーバーロード 12巻』のメインテーマだと思います。

『オーバーロード 13巻』では、『ネイア』と『レメディオス』の対比・対決と、『ネイア』が信奉する「正義」とは何なのかを注目したいと思います。

アインズさま

『ネイア』という信奉者(狂信者)を意図せずに獲得してしまうとは、さすが『アインズ様』

『レメディオス』から辛いあたりを受けて凹んでいたところを優しくしてもらった訳ですから、ころっと言ってしまうのも分かる気はしますけど。

『ネイア』視点から見ると『アインズ様』の一挙手一投足全てが大いなる考え、知性に基づいて動いているようになっていますね。

『アインズ様』がその高評価に気づいたら赤面すること間違いないですね。

現に豚鬼を落ち着かせるために発せられた『ネイア』の言葉を止めていましたから(笑)

『ネイア』からも、『デミウルゴス』からも高評価のアインズ様ですが、本人は胃が痛いことこの上の無い聖王国偏ですね。

「大まかなシナリオはお伝えしますから、後はアドリブで好きなように動いてください」ってことですが、アドリブに弱い『アインズ様』からすると一番やめてほしいパターンですよね。

しかも、いつもみたいにお供を連れてきていませんからね。「私(アインズ様)は分かっているけど、分かっていない皆(シャルティア、アウラ等)に分かるよう説明してあげなさい」が使えないことの切なさよ。

『アインズ様』に楽しんでもらおうとがんばっている『デミウルゴス』と、辛いけど『デミウルゴス』の計画を壊さないように、失望させないように頑張らねばと奮起する『アインズ様』のすれ違いは上質のコメディですね。

まあ、『アインズ様』の思いつきや恐る恐るの行動が結果的に最良の成果をもたらすから平気だろうな。下巻で『デミウルゴス』がどんな驚愕をあげ、尊敬を深くするかも楽しみです。

それにしても『アインズ様』、「騒々しい、静かにせよ」をことあるごとに使おうとするなあ。あの台詞とポーズに凄い自信があるんでしょうね。

ドッペルゲンガーの正体

ヒントが少ないのか、私が気づかなかったのか疑惑はあれど核心に至らないですね。

あからさまに『レメディオス』が怪しいむような伏線に思える描写(ドッペルゲンガーは化ければ聖剣も使用可能)があれど、ミスリードな気がしてならないですよ。

私は『ネイア』と『レメディオス』の対比が物語のテーマだと考えていますので、対比の相手である『レメディオス』はドッペルゲンガーではないと思っているんですよね。

「正義」を対比する相手まで偽物でしたとすると、いくら何でも道化すぎる気がするんですよね。

ただ、「正義」を道化のネタにするところこそ『オーバーロード』っぽい気もするのが悩ましいのですが(笑)

シンプルに考えれば王兄『カスポンド』こそ正体だと思うのですよ。

重要拠点とも思えぬ一収容所に重要人物である『カスポンド』が収容されていたこと。

解放後、聖王国軍の方針を決定していること。

『アインズ様』に対して無礼な発言をしていないこと

この辺を材料では弱いかもしれませんが、最有力候補だと思います。

果たして私の予想は当たっているのか、『オーバーロード 13巻』答え合わせですね(笑)

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お勧めの作品

今回のお勧めは『オーバーロード13 聖王国の聖騎士 下』です。

遂に発売日とあらすじが公開されて、Amazonにも商品ページが出来ていました!

オーバーロード13 聖王国の聖騎士 下』の発売日は2018年4月27日です。

G.W直前の金曜日とか次の日が休みだから夜更かしも出来て助かることこの上なしですね

オーバーロード13 聖王国の聖騎士 下』のあらすじはコチラです。

アインズ・ウール・ゴウン死す。

四万の亜人連合の軍勢に包囲された聖王国。
聖王国最強の聖騎士レメディオスの指揮のもと、防衛作戦が実行されるも疲弊した人間軍は亜人の蹂躙を止められない。
王としての約束を果たすため、
魔導王アインズは魔皇ヤルダバオトとその配下メイド悪魔にたった一人で立ち向かう。
そして――

紅蓮の炎につつまれた聖王国は救済されるのか――正義に導かれる13巻

アインズ様、本当に死んでしまうのか!?

どんなマッチポンプがみられるのかとても楽しみです(笑)

オーバーロード13 聖王国の聖騎士 下
丸山 くがね
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