オーバーロード 13巻 聖王国の聖騎士 下 感想 ネタバレ あらすじ

アインズ・ウール・ゴウン死す。

四万の亜人連合の軍勢に包囲された聖王国。
聖王国最強の聖騎士レメディオスの指揮のもと、防衛作戦が実行されるも疲弊した人間軍は亜人の蹂躙を止められない。
王としての約束を果たすため、
魔導王アインズは魔皇ヤルダバオトとその配下メイド悪魔にたった一人で立ち向かう。
そして――

紅蓮の炎につつまれた聖王国は救済されるのか――正義に導かれる13巻。

オーバーロード 13巻 聖王国の聖騎士 下』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想になる前に注意書きをおいてあります。

ですので、未読の方やネタバレを見たくない方でも、そこまでは読んでいただいても大丈夫なはずです。

4月25日に何気なく本屋に寄って小説コーナーを覗いていたところ、『オーバーロード 13巻』を見つけた際には衝撃を覚えましたよ。

えっ、えっ、これって『オーバーロード 13巻』だよね? でも、発売日は4月27日だし違うよね? えっ、本当にもう出ているの?と疑心暗鬼になりながらも、本を手に取り即レジに駆け込みました。

4月27日はオーバーロードの購入と直ぐに読むために休もうと考えていましたが、その必要が無くなりました。

その代わり、感想をあげるために4月26日を休んでしましましたが。。。貯まった仕事は考えない方向での決断です。

興奮のあまり長文かつ推敲が足りない感想になってしまい、読みにくいこと申し訳ありません。

変更履歴のお知らせ

5月1日にネタバレありの感想も含めて全体を推敲し、誤字脱字の修正と文章追加とを行いました。

誤字脱字が多く見苦しい文章で失礼いたしました。

オーバーロード アニメ3期の特典小説 『オーバーロード 亡国の吸血姫』の感想アップしました。

よろしければこちらの感想もご一読いただければ幸いです。

オーバーロード 亡国の吸血姫 感想

オーバーロード 14巻の情報が出始めましたね。

発売日が2020年3月12日で、本編の続きは約二年ぶりです。

Amazonでも予約が始まっていますし、あらすじも記載されています。

オーバーロード 14巻 滅国の魔女

サブタイトルに滅国とありますし、王国の滅亡は確定かな。

魔女とはラナー王女の事に思えますし、ラナー王女の暗躍も楽しめそうですね。

来年の3月がとても楽しみです。休暇を取って発売後すぐに読みたいと思います。

ネタバレなしの感想

聖王国を蹂躙するヤルダバオトと亜人の軍団

聖王国を護るためにヤルダバオトと戦うアインズ様!

ヤルダバオトの前にアインズ様が斃れたとき、真の正義をみつけたネイアが動く。

アインズ様不在の状況で聖王国は亜人の軍団に対抗することは出来るのか?

ネイアが見つけた真の正義とは? アインズ様の復活はあるのか?

聖王国編完結!というお話です。

オーバーロード 12巻』のクライマックスでの引きを読んでから続きが気になっていましたが、やっと読めました。

ネイアは生存することが出来るのか?

アインズ様の死にはどういった狙いがあり、死をどの様に演出するのか?

私は上記の2点に注目して本編を読み進めておりました。

ネイアの生死についての詳細はネタバレありの感想で触れていますが、生死のどちらを予想していたとしても衝撃を受けることは間違いないと思います

私も初見の際には衝撃を受けて声がこぼれましたから、皆さんもきっと衝撃を受けると思います。

ですので、ネタバレでネイアの扱いを知ってしまう前に、自分の目で確かめていただきたいと考えています。

少ないとは思いますが、後書きから読むとかキャラクターシートだけ先に読む勢の読者がおられましたら、今回は控えることをお勧めいたします。

本当に『聖王国の聖騎士』の主役は、ネイアだったのだなと思う本編の内容でした。

ネイアという存在あっての内容ですし、ネイアというキャラクターの特異性はデミウルゴスですら予想できませんでしたしね。

まあ、ネイアの変わりようは読者の大半にも予想できていなかった思いますしよ。

それを見抜いて行動をしていたアインズ様が凄かったという事ですね。流石はアインズ様ですわ。

ネイアというキャラクターの変遷と結末には衝撃を覚えましたが、アインズ様の死についてはある意味予想通りであったと思います。

アインズ様が本当に死んだと考える読者の方は居ないと思いますので書いてしまいますが、アインズ様の死は当然偽装です。

ただし、死を装った理由と偽装方法は予想外でありました。

私はアインズ様が死を装った理由を深く考えておらず、今やらなくてもいいのではないかと考えていました。

その後、作者の丸山くがね先生の『オーバーロード13巻作者雑感』やブログに頂きましたコメント、他の方の感想などを読むに至りその重要性にやっと気づけました。

オーバーロード13巻作者雑感』は本編を読んだ人向けの解説であり、ネタバレは当然ありますのでご注意ください。

アインズ様の深慮遠謀に気づくことが出来なかったのは、私のような無知なる身としては仕方ないのかもしれないのですが、その高みに近づけるよう深く物語を読みこまないといけませんでしたね。

アインズ様の死ということを巡ってアルべドとデミウルゴスが一触即発となるシーンは、緊張感がありましたね。

あの場に巻き込まれた某1名については同情しかできません。

本編を読んでから巻頭のイラストをみると、乾いた笑いがでてしまいますよ。

カルネ村でアインズ様が死んだとエンリに伝えたのがあの場面の後であれば、立ち直り早いなとは思いますが。

本編の内容について色々と語りたいことが多いですが、『オーバーロード 12巻』を楽しめた人なら、『オーバーロード 13巻』も十二分に楽しめる内容となっていると思います。

アインズ様の強さとコミカルさ、周囲の人々とのディスコミュニケーションギャグも楽しめますし、ネイアの過剰なまでのアインズ様への信奉っぷりも楽しめますよ。

ネイアとメイドの悪魔とのやり取りもとても良かったです。

陰惨な描写もこれまでのオーバーロードと同様にありますが、その描写があまり重たく感じないのはアインズ様という存在が読者の安心感につながるからだろうと思います。

次巻『オーバーロード 14巻』の発売日は、2019年以内とあり暫く発売されないようです。

しかも丸山くがね先生によると2019年も17月まであるそうなので、本当にいつ出るのでしょうね(笑)

『オーバーロード 14巻』の発売日が正式に発表されるまでは、オーバーロード既刊分の再読とコミカライズ作品、そして2018年7月から放送開始のアニメ版3期を楽しんで飢えを満たそうと思います。

ネタバレありの感想

ここから下は『オーバーロード 13巻 聖王国の聖騎士 下』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。

ネイアちゃん、死んだけど死なないで安堵

まず最初に言わせてください!

ネイアちゃんが退場しないで良かったあああああ。

オーバーロード 13巻』のP.93の最後の一文を読んだ際には、衝撃のあまり声がこぼれてしまいましたよ

「そして、ネイア・バラハは死んだ。」という一文の驚きは凄かったです。やってくれましたな丸山くがね先生(笑)

まさか、このまま死んで退場しないよね?

読者の意表を突くためで、きっと復活するんだよね?

ガゼフと同じ目の輝きを見せるって死亡フラグなの?

と疑心暗鬼になりながら読み進めていましたが、復活して本当によかったああああ。

ネイアが復活したことへの安堵感が勝り、死亡からの復活という蘇りの奇跡に深い意味があったことに気が付くことができませんでした。

復活という奇跡を体験することで、より深い信奉の念を抱かせる作戦であったとは私には分りませんでしたよ。

計算づくで行っていたとは流石はアインズ様です。デミウルゴスにすら劣等感を植え付けていく端倪すべからざる御方ですな。

アインズ様は、本当に狙っていないところで十二分の効果を発揮してしまう天与の才をお持ちの御方ですよ。

指導者や指揮官が幸運に恵まれているということは、何ものにも代え難い利点であると思います。

辛くも死から復活し退場を免れたネイアですが、まさかまさかの転身を遂げることになりました。

私は『聖王国の聖騎士』という物語は、いまだ聖騎士足りえていないネイアが信奉する正義を見出し、聖騎士に至る物語だと考えていました。

だから、『オーバーロード 13巻 聖王国の聖騎士 下』のクライマックスで、ネイアはアインズ様という超越者に己が正義を見出し、アインズ様に仕える聖騎士なるものだと思っていました。

ですが、実際にを物語を読んでみましたところ、私の予想は完全に見当違いのモノでしたね。

ネイアが聖騎士にはならず、宗派の創始者なるとは思いもよりませんでした。

アインズ様という正義を体現する神を信奉し、その神の偉大さと教えを布教する伝道者なり、信奉者を増やし導いていく存在になるとは考えてもみませんでしたよ。

ネイアが新たに取得した職業エヴァンジェリストのスキルを用いた扇動や洗脳で信徒を増やしているんですから、聖王国にとってネイアは獅子身中の虫であり埋伏の毒に他ならないですね。

魔導国建国の際にはモモンの存在を利用し、住民の不安を和らげ支配者のすげ替わりと統治を容易ならしめたように、魔導国による聖王国乗っ取りの際にはネイアの存在が利用されるのでしょう。

カスポンドの手により聖王国の南北間で軋轢が生じ、その軋轢から聖王国住民に不満が生まれ、その不満の受け皿としてネイアという存在がクローズアップされていくのでしょうね。

聖王国乗っ取りの最終段階で行われるであろうカスポンドの死、その死により聖王国の南北間で戦争が始まり、その戦争の救い手としてのアインズ教団と魔導国の存在という様に策謀が進んでいきそうです。

直接的な軍事力でも周辺国最強であり桁違いの魔導国が、軍事力だけではなく策謀を用いて人心を乱し混乱に乗じてくるわけですから、周辺国に太刀打ちする手は無さそうですね。

太刀打ちできるとすれば真なる竜王くらいなのでしょうが、数が少ないらしいのが難点でしょう。

そりゃ、ジルクニフもリユロもどこか遠くで行われているであろう悲劇を悼み遠い目をする訳ですよ。

なんだろう八本指と言いジルクニフといい、アインズ様被害者の会は被害者という一点で団結できそうですが、魔導国へ逆らう事の無意味さも身にしみているでしょうから、団結して反逆という事は起こり得ないでしょうね。

アインズ様が偽装死により途中退場した後、物語をけん引したのはネイアとそのパートナーになったシズでした。

この2人のコンビがいい具合にかみ合っており、アインズ様不在の物語を面白く読むことが出来ました。

これまで出番が少な目であったシズがメインとして活躍するという点も良かったですが、ネイアとのやり取り(先輩風を吹かす、アインズ様の素晴らしさを語り合う、わざとらしいルーン武器のアピール)も面白かったです。

ネイアの方もシズの感情を僅かな雰囲気からつかみ取れるほど仲良くなっていますし、シズからネイアの顔をいじるだけではなく、ネイアの側からも不満を表せるところが一方的な関係ではなく、友情や親愛を感じられたのかなと思います。

ネイアとシズがこんなにも仲良く先輩後輩の関係、友人関係になるとは思いもよらなかったなあ。

アインズ様への崇拝の念という点、ガンナーとアーチャーという遠距離攻撃職という点、シズのカルマ値がマイナスではないという点が良い方向に作用したのかもしれません。

やっぱり、ナザリック陣営の方々と親しくするための条件は、アインズ様に対する尊敬の念をもつということなのでしょうね。

ただ、ネイアがアインズ様のことを深く尊敬していることはシズには直ぐに伝わったのに、その尊敬の対象であるアインズ様自身には中々伝わらなかったところが本当にネイアがかわいそうでしたね。

挙句、見た目が怖いからと目を隠すアイテムまで渡されちゃってたし(笑)

と言う訳で『オーバーロード 13巻』の主役は間違いなくネイアであり、彼女の成長譚であり、狂信者の眼から見たアインズ様の神話であったのでしょうね。

ネイアちゃんが死ななくて本当に良かったですし、また登場する場面を見てみたいです。

次回の出番は早ければ『オーバーロード14巻』の幕間になるのかな。凄く楽しみです。

ネイアちゃんには幸せになって貰いたいので、聖王国襲撃事件そのものが魔導国による陰謀であり、ヤルダバオトとアインズ様の戦闘はマッチポンプであり、人生を変える様な出来事が茶番劇であったことに一生気が付かないままでいてほしいな。

ドッペルゲンガーさんの正体と聖王国の人について

オーバーロード 12巻』の感想に、私のドッペルゲンガー予想を書いておきましたが無事当てることが出来ました。

候補者は少なかったですし、私以外にも大半の読者の方は予想通りであったとは思います。

ドッペルゲンガーが偽装した相手は、王兄カスポンドでした。

ヤルダバオトによる聖王国侵略を進めるためにも、デミウルゴスによる聖王国併合の策謀を進めるためにも、聖王国の方針を策定できる次の王となり得るカスポンドに化けるのが最適でしょうからね。

新たな聖王となったカスポンドは、魔導国が併合するときに備えて聖王国を富ませつつ、併合を滞らずに進めるために聖王国南北間に争いの芽を植えて育てていくのでしょうね。

亜人の襲撃により荒廃した北部を復興するために比較的無事であった南部から資金や資源を割譲させるのかもしれませんし、南部の協力を得るために南部側の貴族を優遇して北部側貴族の冷遇するのかもしれないです。

国のトップである聖王自らが南北間の不和の種を作っていくのですから、南北間が揉めない訳ないでしょうね。

貴族や有力者が権力争いを行うのは自由ですが、その犠牲になるであろう聖王国の力なき国民のことを想うと胸が痛みます。

有力者たちに虐げられ、高まる不満に押しつぶされる聖王国の国民はきっと絶対的な強さという正義であり国王自ら民の為に戦うアインズ様への敬意の念を抱き、アインズ様教への信奉が広まり深まっていくのではないかと思います。

カスポンドの正体がドッペルゲンガーであることをレメディオスが気づいたのなら、きっとカスポンドを切り捨てにいくのでしょうが、既に聖騎士団の団長の役職を解任されてカスポンドに近づくすべもないのかもしれないですね。

そして、デミウルゴスの策謀により蹂躙されてしまった聖王国の旧首脳部は、誰も救われない結末を迎えてしまいました。

「弱き民に幸せを、誰も泣かない国を」というカルカの信念は美しくとても尊いものでしたが、実現するには力が足りませんでした。

力なき正義の無力さを表す存在が、カルカを始めとした聖王国旧首脳部なのかもしれないです。

カルカとケラルトは、ヤルダバオトの圧倒的な力に蹂躙され、理想を叶えることも出来ずに死んでしまいましたが、聖王国が自身の理想が踏みにじられていく様を見ないですんだことは幸せなのかもしれませんね。

『ナザリックにおいて、死はこれ以上の苦痛を与えられないという意味で慈悲である』という言葉が思い浮かんできました。

そういう意味では、デミウルゴスによって意図的に生存させられたレメディオスは、最も不幸な存在かもしれません。

自信の正義であり理想でもあったカルカが目の前で散らばっていく様を見せつけられた上に、僅かに残った心の支えでもあったケラルトの死も知り、今後もデミウルゴスの策謀の道具として利用され散ってしまうことが確定しているのですから。

オーバーロード 12巻』ではネイアに対する叱責という名の暴言、アインズ様に対する不敬で読者のヘイトを集めていたレメディオスですが、その報いというには重すぎる罰を受けてしましましたね。

それにしても丸山くがね先生は女性キャラクターだとしても容赦しないですね。

カルカなんて普通のファンタジー小説ならピンチに陥ったとしても、あそこまでグチャグチャに蹂躙されなかったと思いますね。

民を想う優しい聖王女が打撃武器として扱われ、上半身はちぎれ飛び紛失し、下半身は腐ってしまった上に殴打の際にバラバラに散らばってしまうのですから。

ケラルトなんて特に見せ場がなく退場して、再登場した時は頭部だけになっていましたからね。

頭冠の悪魔にケラルトの頭部がついていたところはとても醜悪でしたよ。So-bin先生のイラストの力もあって本当に不気味な悪魔でした。

そんな不気味な悪魔との戦いであったのに隙あらばルーン武器の凄さを宣伝する様はコメディでしたね。

ルーン武器の宣伝を行おうと頑張る頭冠の悪魔さんには親しみがわきましたし、その頑張りを違うと切り捨てるネイアには笑いました。

ちなみにケラルトの頭髪は金髪ではなく茶色で正しいそうです。その頭髪が光にあたり輝いて金髪の様に見えたという事らしいです。

詳細は丸山くがね先生がコメントされております。そのコメントへのリンクはコチラになります。

今回のアインズ様

やっと予告の通りアインズ様がお亡くなりになられましたね。

といっても、あの予告をみて本当に死ぬと思った読者は1人もいなかったんじゃないでしょうか。

読者の興味としては、どういう理由でアインズ様が死ぬのか? 死んだ後にどのように復活を演出するのかにあったと思います。

アインズ様が死を装った理由、それはアインズ様の死という不測の事態に備えての訓練を実施するためでした。

絶対的な上位者であるアインズ様が不在の際、アルべドとデミウルゴス間で意見の相違から暴走しないかを確認するという狙いです。

アインズ様自身の死という仮定を告げられた時点で、アルべドとデミウルゴスが既に一触即発になっていましたから、この訓練はとても意味のあるものだったのかもしれません。

アルべドに至ってはアインズ様の死という不測の事態に動転し、デミウルゴスに噛みついた際にウルベルトの名前に敬称をつけることを忘れかけていましたしね。

それだけ、アインズ様が死ぬという仮定はNPCにとっての禁忌なのかもしれないですね。

アインズ様が死を装うためにヤルダバオトとメイドの悪魔と戦うことになる訳ですが、聖王国の存亡をかけた決戦のはずがアインズ様にとっては戦闘訓練に過ぎない訳ですから、本当に聖王国の方々には同情ですよ

その戦闘訓練自体は本気で殺すつもりで行う真剣な訓練のはずでしたが、<完全不可知化>で存在を消しアインズ様が発見されない状態で行われましたので、もうコメディーパートですね。

HPが減ったプレアデス・ドッペルに対して、「アウト」を告げる様もシュールすぎて笑ってしまいました。

<完全不可知化>といい<時間停止>といい、対策出来ない相手が悪いのです。

素晴らしい理想があっても勝てなければ無力というのはカルカが体現していますしね。

勝てばいいのだという事実を実践するアインズ様は、流石は端渓すべからざる御方ですわ。

でも、これで真剣な戦闘訓練になっているのかは、ちょっと気になってしまいますがね(笑)

この戦闘訓練の見どころは、プレアデスの末妹の名前「オーレオール・オメガ」が本編で公表されたことと、オーレオール・オメガが指揮官系の職業で最適化されているという事実が明らかになったことでしょうね。

オーレオール・オメガの名前自体は『プレイアデスな日』で公表されていましたが、職業構成について公表されたのは初めてだと思います。

本編でも名前が公表されたのは、『プレイアデスな日』を入手できなかった読者に向けてのお披露目でな気がします。

彼女はギルド武器を護るために第八階層に詰めておりますから、プレイアデスとしてナザリック外にでることは難しいでしょうし、本編での活躍はしばらく無さそうな気もします。

プレアデス・ドッペルだけではなく、バフ(能力の上昇)役としてオーレオール・オメガまで参戦させたのは、アルべドが本気でアインズ様を倒そうとしたからなのかもしれません。

アインズ様が敗北した場合は、アルべドはアインズ様と同じ部屋で1年間過ごせるわけですから、そりゃ本気を出して仕留めに来ますよね。

アインズ様の身を案じつつ、アルべド自身の欲望をも満たす条件を突きつけるとは守護者統括の肩書は伊達ではないですね。

ただ、アルべドは本気でアインズ様を殺しに来ていたのか?という部分は若干疑問がでてきます。

未だプレイヤーの復活について検証ができていない状態ですので、復活失敗やレベルダウンなどのデメリットを考慮に入れれば避けそうな気もします。

もしも、憤怒の魔将とプレアデス・ドッペル側が優勢だったとしても、アインズ様へのトドメは行われず、アインズ様の敗北という事実を突きつけて約束を守ってもらっていたと思いますよ。

命令されたとはいえ愛する人を殺す命令は出さないと思いますよ。

まあ私の考えすぎですでしょうし、ただの妄想にすぎないのですが。

戦闘訓練自体はコメディーでしたが、その戦闘訓練の前に語られた召喚したモンスターへの命令権の優先順位の話は、オーバーロードの今後の展開に含みを持たすような伏線に思えました。

召喚されたモンスターへの命令順守の順番は、アインズ様よりも召喚主の方が高くなります。

例えばアルべドによって召喚されたモンスターは、至高の41人を実際に殺すつもりで襲い掛かることが可能という事です。

今回の戦闘訓練では、憤怒の魔将とプレアデス・ドッペルのチームでアインズ様にダメージを与えることが出来ていました。

100レベルであるアインズ様に対して、憤怒の魔将とプレアデス・ドッペルは100レベルに至らず、かなりのレベル差がありました。

レベル差があってもチームを組むことで攻撃や防御の手数が増えますから、それに応じる側は手数が足りず劣勢に追い込まれます。

そうなるとレベル差を覆す可能性が生じ、100レベルのプレイヤーでも命を落とすこともあり得ると思います。

そういう意味で『オーバーロード 7巻』で結成されたアルべドのドリームチームは、アインズ様や至高の41人にとって最も危険な存在と言えるでしょうね。

ただ、こんな直接的に召喚されたモンスターの危険性が描かれると、丸山くがね先生の手によるミスリードの可能性が高い気もしますね。

その根拠は、ネイアちゃんをあんなアッサリ殺して読者の予想を裏切るような作者が、直接的すぎる危険性を描かないという考えからです。

そもそも至高の41人が本編に出てくるような展開にならない気もしますし、アルべドが愛するアインズ様の命を奪うような展開も予想できませんしね。

戦闘訓練以外のアインズ様の戦闘は本当にアッサリしたものでした。

オーバーロード 13巻』冒頭に描かれた亜人十傑の描写は、六腕が瞬殺される前に紹介されたことと同じだなと思っていましたが、本当にあっさり死にましたね。

ヤルダバオトとの最終決戦に至っては描かれることもありませんでしたし。

まあ、最終決戦は戦闘シーンを描く意味は薄く、アインズ様が登場したことで終わりが正しかったと思います。

アインズ様が出てこられると、物語の終わりが近いということが分かりますし、安心感がありますね。

アインズ様に伍する存在が敵側にいませんのでその戦闘シーンは一方的な蹂躙であり爽快感はありますが、カタルシスを演出するのが難しいと思います。

そういう意味では、アインズ様以外のキャラクターをメインに持ってきてそのキャラクターの活躍でカタルシスを演出することになるのでしょうね。

オーバーロード 13巻』で言えばそのキャラクターがネイアであります。

彼女の奮闘や苦戦を楽しみつつ、アインズ様という真打が現れて物語が締められていくという流れでありましたね。

アインズ様はシリアスパートでは動かすことが難しいですし、コメディーパートでこそ輝く存在であると思います。

アインズ様の行い考えが深読みされ誤解され、結果的に高評価につながっていく流れと、意図しないところからアインズ様が素晴らしい結果をあげてしまう流れこそ、オーバーロードの面白い点じゃないでしょうか。

オーバーロード 14巻 発売日と展開予想について

後書きにありますが、『オーバーロード 14巻』の発売日は2019年以内とのことでした。

もう2018年内に新刊が出ないことが確定で悲しみですよ。新刊を読んだばかりだというのにオーバーロードロスです。

アニメ版オーバーロード3期が2018年7月から始まりますし、作者の丸山くがね先生も原作者としてアニメへの協力やBlu-Ray/DVDの特典小説の執筆もあるから2018年内の新刊発売は難しいのでしょうね。

『オーバーロード 14巻』が発売される前にきっとアニメ3期の特典小説、イビルアイちゃんをメインとした作品が読めることでしょうから、そちらを楽しみたいと思います。

ただ2019年予定といえど、2019年も17月まであるという丸山くがね先生のコメントをみると新刊の発売が2020年にならないかと戦々恐々ですよ。

そしてこれまでのオーバーロードの場合、次巻の予告が描かれていましたが今回はいままでと違っています。

いままでとどう違うのかという点は、読者の皆さんも自分の目で確かめていると思います。

ですが、未読の方がこのネタバレありの感想を先に読んでしまい衝撃手金内容を楽しめないと不味いと思いますので、この部分のネタバレは避けておきます。

一言でいえば、「丸山くがねちゃん大勝利!」です。本当に勝利してしまうとは魂消たなあ。

『オーバーロード 14巻』に対する私の勝手な希望といたしましては、そろそろマーレのメイン回が見たいなって思います。

法国と戦争しているエルフ王とも絡めて貰えるととても面白そうな気がしますね。

その他の小ネタ諸々

・ジルクニフに真の友達が出来る。

ジルクニフとリユロが親友になっているとか予想も出来ませんでしたよ。

「わが友人を歓迎しなくてはな」というジルクニフの台詞の後に登場するリユロというギャップに笑いました。

言われてみれば、2人ともアインズ様被害者の会の同士ですから友人になってもおかしくは無いですよね。

バザーも生き残れていたら仲間入りできたかしら?

ジルクニフもリユロもアインズ様死すの報を全く信じていない点が優秀さの証なのでしょうね。

・八本指と馬鹿について
無能だからこそ、アインズ様の死を信じて暴走してしまうというのを予想していました。

ですが、まさかアインズ様死んだからアルべドと結婚して魔導国を乗っ取ろうと考えるほどの愚か者だったとは。。。

愚者は時に知者には思いもよらぬ一手を打つというやつなのでしょうかね。

制御できない愚者を制御する役割となってしまったヒルマからすると頭抱えたくなりますよ。

愚者が不興を買った結果、恐怖公の間に招かれるとか悪夢以外の何物でもないでしょう。

この愚者が魔導国による王国制圧の最終段階でどのような目に遭うのか、楽しみですしワクワクしますね。

・ベルリバーさんのこと重すぎる

ディストピアな未来世界ですが、企業にとって都合の悪い存在を知ったから事故死を装われて殺されるって辛すぎる。

その知ってしまった情報がウルベルトさんに伝わり、それが契機となりタッチミーさんと対峙する羽目になったのだろうか。

妄想がはかどりますが描かれることは無いんだろうなあ。

至高の41人の内の幾人かが引退した理由にベルリバーさんの事件に関係あるのかもしれないですね。

シリーズ感想

オーバーロード 4巻 感想
オーバーロード 5巻 感想
オーバーロード 6巻 感想
オーバーロード 7巻 感想
オーバーロード 8巻 感想
オーバーロード 9巻 感想
オーバーロード 10巻 感想
オーバーロード 11巻 感想
オーバーロード 12巻 感想
オーバーロード 13巻 感想
オーバーロード 14巻 感想
オーバーロード 王の使者 感想
オーバーロード プロローグ 感想
オーバーロード プレイアデスな日 感想
オーバーロード 亡国の吸血姫 感想

漫画版 オーバーロード 11巻 感想

お勧めの作品

今回の勧めは『オーバーロード (9) (角川コミックス・エース)</a』です。

こちらも4月26日発売の新刊です。

アニメ2期で放映が終わった部分になりますので、アニメ版とコミカライズ版、そして原作と比較して楽しむのもありじゃないかと思います。

オーバーロードのコミカライズは王国編に入り丁寧に描写するようになった気がしますね。

オーバーロード (9) (角川コミックス・エース)
深山 フギン 大塩 哲史
KADOKAWA (2018-04-26)
売り上げランキング: 57
スポンサーリンク
メタ情報
スポンサーリンク

コメント

  1. 匿名 より:

    文章量無さすぎ。
    ネタバレ書くなら整理して出直してこい

    • くじらさん より:

      匿名さん
      コメントありがとうございます。
      折角来てくださったのに拙い内容で大変申し訳ございませんでした。

      今後は要点をまとめて読むに値する内容にするため努力いたします。
      忠告、ありがとうございました。

  2. 匿名 より:

    ネタバレの方もただのあらすじ程度やんwわざわざ書く事でもないし何が言いたいかわからん・・・検索に出てくる時点で邪魔。

    • くじらさん より:

      匿名さん
      コメントありがとうございます。

      拙い内容を読ませてしまい申し訳ありませんでした。
      今後、読むに耐える内容とする様に品質改善をいたします。

      ご忠告、ありがとうございました。

  3. 匿名 より:

    ここは単に文句を書きたいだけの人しかコメントしない法則でも有るのかな

    • くじらさん より:

      匿名さん
      コメントありがとうございます。

      作品のことや私の感想についてのコメントであれば、ご自由に書いていただければありがたいです。

      私の感想が拙いため、忠告の一言をいただけたものと考えております。

  4. 匿名 より:

    ふん。こんな程度でネタバレとは笑わせ…
    おっ!?あっ、こ、これはなんともすごい感想だな!これほどの文章を見たのは久方ぶりだ!
    ネタバレをされるところだった。危ないところであった。

    も、もしかしてこれはルーンという技術を使った…

    ルーン――

    ぁ、う、うむ。

    • くじらさん より:

      匿名さん
      コメントありがとうございます。

      ネタに笑わせていただきましたし、癒してもいただきました。
      いただいたコメントの様に、私も楽しめる感想をあげられるよう精進いたします。

  5. 匿名 より:

    初めまして。13巻読んで、ネットの反応を見たらここを見つけたので、思わずコメントしたくなりました。個人的にはナザリックの避難訓練というか、非常事態訓練の部分が、色々考えさせられました。常日頃から命令に盲目的に従わず、自ら考えて行動せよと口を酸っぱくして言っている、アインズ様。そして自分がいなくなった時に、ナザリックが機能するか心配になり訓練をする。この訓練によりナザリックは、より高みに達したといえます。一方で、そういう非常事態対策をしなかったのが、聖王国だったのではないでしょうか?カラカの示す正義を盲目的に信じたがゆえに、カラカがいなくなった時、レメディオスは大暴走する結果となった。カラカは、自分やケラルトがいなくなった時を想定した訓練を、聖騎士にさせていなかったのではないでしょうか?そういう意味では、ネイアの感じたカルカよりもアインズ様の方が王として上だと言うのは、的を射ていると思いました。
    長文失礼しました。

    • くじらさん より:

      匿名さん
      コメントありがとうございます。

      避難訓練の部分を私は深く考えておらず感想でもスルーしておりました。
      ですが、頂きましたコメントを拝見して確かにと思いましたし、その重要性にも改めて気づくことが出来ました。

      聖王国の方針を決めるトップであるカルカとケラルトが退場した後の聖王国の迷走は、トップ不在時(非常事態時)の方針が確定していなかったというのはおっしゃる通りだと思います。
      だからこそ、聖王国の混乱に乗じたカスポンド(ドッペルゲンガー)が、都合のいい様に方針を操れたのかもしれないです。

      丸山くがね先生のオーバーロード13巻雑感にあるように、この非常事態訓練を実施できたことはエポック的な出来事であったのでしょうね。
      何気ない思い付きのようで重大なことを簡単に実施する、流石はアインズ様、端渓すべからざる御方です。

      熱いコメント、ありがとうございました。

  6. 通りすがりのなんちゃら より:

    いやはや、今回も面白かったですね。
    まさかアインズ様の死は非常事態対策という名の訓練だったなんて、さすがはアインズ様ですね。
    それと、まさかのネイアとシズのコンビ、見ていて癒されました。確かにネイアは味のある顔かも。

    次巻は2019年かぁ……。
    あ、個人的には読者からのヘイト集めに定評のあるレメディオスさんは好きなキャラです。

    • くじらさん より:

      通りすがりのなんちゃらさん
      コメントありがとうございます。

      私も死を偽装する理由を色々と予想したりしましたが、非常事態対策であり訓練であったとは予想できませんでしたし、面白かったです。
      こちらの予想の上を越えていく展開、物語をつくってくれるのでますますオーバーロードにハマってしまいそうです。

      ネイアとシズのコンビ、良かったですよね!
      私もあのコンビのやり取りに癒されましたし、笑みがこぼれてしまいましたよ。
      ネイアの顔いじりをするシズも、そのいじりに対抗しようとするネイアも大好きです!
      シールを最初に貼られた時の反応は、確かにエントマみたいな喋りかたでしよね。

      レメディオスさんは真相に最も近くにいたのに残念でしたね。
      鋭い勘から導き出した結論を言語化する能力さえあれば、時代が変わったかもしれませんね。

  7. 匿名 より:

    はじめまして!オーバーロード読破した後は必ずここを見てます!本編とそれを読んだ自分の感想を踏まえてここを見ると「やっぱりそうだよね」て思ったり「あぁ、そういうことか!」なんて気づかされたりするのでとてもここの感想を読むのを楽しみにしてます笑

    13巻めちゃくちゃ面白かったですね!自分的にはネイアちゃんがどうなるかとても気になってました。退場するのか、それともアインズ様に心酔して助けられるのか、なんて思ってたのですが、まさかあっけなく死んでそこから生き返って、ただ心酔するのではなく宗教を作りかねないほどまでになるとは思いもしませんでした。しかもその裏では壮絶なマッチポンプが行われているという…ほんと立ち位置によってシリアスにもコメディにもなる作品だなぁ笑今後の展開も楽しみですね!

    拙い長文すみませんでした。これからもここの記事を読むことを楽しみにしてます!それでは失礼します。

    • くじらさん より:

      匿名さん
      コメントありがとうございます。

      私の感想を読んでくださり、ありがとうございます。そのお言葉が感想をあげるモチベーションになります。

      13巻では、やっぱりネイアの扱いが凄い気になりますよね。感想にも書きましたが私も初めて読んだ時は、ネイアがあっさり死んでしまったシーンで本当に驚きましたよ。
      このまま退場はしないよね? でも、アルシェも殺した丸山くがね先生だし分からないぞ?!と
      でも、ネイアが復活という奇跡を体験してから正義を確信しアインズ様への崇拝に代わる流れが本当に凄かったですよね。

      コメントをくださる皆さんの感想や推察を読ませていただくことで私がスルーしてしまった部分にも気づけますし、別視点の考えを得ることも出来てとてもありがたいです。。
      熱いコメントありがとうございました。

  8. 匿名 より:

    僕は毎回新刊を読み終えてすぐにここのサイトを見てます笑笑感想を共有できるっていいですよねー

    • くじらさん より:

      匿名さん
      コメントありがとうございます。

      他の人がどう読んで、どんな感想や考察をだいたのかって気になりますよね!

  9. 匿名 より:

    初めまして。
    私も先ほど読み終わり、整理するために感想を拝見させていただきました。
    大変わかりやすかくまとめてくださりありがとうございます!
    今回は特に情報量が多かったですがオーバーロードは長くてもあまり気にせずに読むことができるので一気に読んでしまいました
    特に私はアインズ様とデミウルゴスのやりとりがとても好きなのでログハウスでのやりとりではにやけっぱなしでした
    ベルリバーさんの件もかなり気になるので今後どこかで追究して欲しいですね
    次巻も気になりますがくがねさんのカレンダーは2019年は17月まであるそうなので気長に待つとします
    文章力がなくて申し訳ないです 失礼しました。

    • くじらさん より:

      匿名さん
      コメントありがとうございます。

      そう言っていただけましてとても嬉しく思っております。
      オーバーロードは情報量が多く内容も濃いのですが先の展開への興味から、つい一気読みしてしまいますね。

      デミウルゴスはアインズ様と会話するときが最も輝いている気がします。
      頭を下げたアインズ様を前に気が動転して、支配の呪言を使ってしまったところはにやけてしまいました。

      2019年でも先が遠く感じるのに17月になったら耐えきれなそうです。アニメ3期の特典小説に期待したいと思います。
      コメントありがとうございました。

  10. 匿名 より:

    はじめて投稿させて頂きます。自分は26日に書店で売ってるなんて事は無かったので27日に買って先ほど読み終わりました。やっぱりオバロは最高ですね。自分はドッペルゲンガーがカルマ値の差に関係なく特殊な装備を使用できると12巻で記載されてた為、聖剣を持つレメディオスに成り代わってるのではと思っていました(笑)
    後、読んでいて気になったのですが、ゼルンの王子が側近悪魔の持ってる頭に薄い黒髪の頭があったと言いましたが、ネイアがその悪魔を見て金髪じゃないかと文句を言ってました。巻末の人物絵等見てもケラルトが金髪には見えずゼルンの王子の言ったように薄い黒(焦げ茶)としか思えません。これには何か意味があるのでしょうか?何か文章に記載があったのなら教えてほしいです。

    • くじらさん より:

      匿名さん
      コメントありがとうございます。

      ドッペルゲンガーの正体ですが、やはりその記述(カルマ値の差に関係なく特殊な装備を使用)で迷わされますよね。
      丸山くがね先生によるミスリードなのか、伏線なのか、私も答え合わせされるまでは迷いましたよ(笑)

      その記述についてですが、匿名さんが違和感を覚えたように私も絵と設定の相違なのかしらと悩みましたし、ネット上でも疑問視される方が多いようですね。
      丸山くがね先生のツイッターのコメントでフォローされておりましたので、そちらを読んでやっと理解できましたよ。
      丸山くがね先生のコメントへのリンクはコチラになります。

      ケラルトの頭髪は茶色で正しいのですが、光にあたり輝いて金髪の様に見えたという事らしいです。

  11. ハンドラズ・アクトレス より:

    >レメディオスにとっての生きる理由であり信奉する正義
    正義を行使するため、絶対の自信を持ってた武力である聖剣の切り札がほぼ効かなかったことによる絶望感も付け加えたいですね。
    他の方も言っていますが、発売直後に誰かしらの感想って聞きたいものだと思うので
    わたしもここを検索で見つけました。
    あと、誤字脱字が多すぎます。
    さらっと読んだだけでも発見できるレベルなのはいかがなものかと思います。
    直せるものを直さないのは怠慢だと思うのです。
    とくに小説の感想を書いてるのにそういうのを放置するのはモヤモヤします。

    • くじらさん より:

      ハンドラズ・アクトレスさん
      コメントありがとうございます。

      絶対の切り札としていた聖剣の一撃が効かなかったことの絶望感、仰る様にとても大きかったと思います。悪の位相であればあるだけ効果を発揮するはずの攻撃が、まったく痛手になっていませんでしたから。
      あの聖剣にルーンが刻まれていれば、きっとヤルダバオトにも通じたはずだったのに。ルーン—

      誤字脱字大変失礼いたしました。
      感想を読んでくださる方にも、作品に携わっている方にも大変失礼な行為でした。
      推敲して誤字脱字の修正をいたします。
      ご忠告、ありがとうございました。

  12. 匿名 より:

    今回のネイアちゃんの教祖っぷりはヤバかったですね。ふと思ったんですが、実は六大神も自分達を神と崇める現地民にドン引きしてたのかもしれません。よく考えれば一般人が、人が化け物に殺されてのを助けたとして、相手から「神様だぁ!」って言われたら「???」ってなると思います。もしそうなら、アインズ様と違ってリアルに胃を痛めていたんでしょう。ん?もしかして六大神の死因って寿命じゃなくて心労?それなら、アンデットのスルシャーナ様だけが最後まで生き残った理由も納得です(笑)

    • くじらさん より:

      匿名さん
      コメントありがとうございます。

      ネイア本人はアインズ様のすばらしさと偉大さとを伝えているだけなのですが、教祖っぷりがヤバかったですよね。

      確かに通常の神経をしている人からすると神様扱いは心に来るものがありそうです。
      アインズ様ですらあの崇拝っぷりに引いてしまっているのですから、一般人の精神なら余計に応えそうです。
      スルシャーナ様だけが胃痛に苦しまず生き残った説は面白いですし、実際そうだったのかもしれないですね。

      Web版ではスルシャーナ様の死因に不穏な様子が見て取れましたが、書籍版での死因が実際どうだったか気になりますね。

  13. 匿名 より:

    個人的に一番おもしろかったのはルーン武器を必死にPRしようとしてるところですね。
    すごくわざとらしくて昔のテレビショッピング見てるようでした。

    普通にネイアに事情話してPR頼めばやってくれてたような気も。

    ネイアがカルネ村に行ったりする話もあったら楽しそう。

    第三者として見てる分には団長も好きです。

    一番可愛そうなのはヒルマな気がする。
    早く安心させて欲しいな・・。

    • くじらさん より:

      匿名さん
      コメントありがとうございます。

      ルーン武器のPRは面白かったですね!
      PRするタイミングのわざとらしさと、そのPR行為をあっさりネイアに否定される流れは鉄板ネタでした(笑)

      仰る通りネイアを通じてアインズ様非公認ファンクラブへ配布するか、カスポンドを通じて聖騎士に配布していれば良かったんじゃ?と思いましたが、きっと私の様な愚者には思いつかない理由がアインズ様にはあったのだと思います。
      なにせアインズ様は至高の御方々のまとめ役で有られた御方ですから。

      団長はやはりオーバーロード12巻でのパワハラまがいの叱責のせいで、自分はちょっと苦手ですね。
      逆にヒルマはあの哀れな姿を見てしまうと同情してしまいます。
      麻薬を広めたという点で団長とは比べ物にならない非道な人なんですけど、不思議です。

      • 匿名 より:

        相手にできるだけ情報を与えないと言う普段のアインズ様のスタンスから考えたらネイアがしてた事は間違ってないのですけどね。

        ヒルマは悪事で不幸になった人の描写があまりなかったのと、おそらく悪事の罰としてはおつりがくるぐらいの洗礼を受けてますからね・・。

        ツアレを殴ってた貴族だったら同情しなかったでしょう。

        団長は序盤で「本当に努力してるなら結果を出せるはずだ」とか言ってて13巻ではブーメランですからね。

        団長に不満の矛先を向ける的な事言ってるので、そのうち英雄扱いのネイアと階級逆転するかも知れませんね。

        藍蛆の王子が意外と頭良かったのが驚きました。
        これ以上進んだら引き返せないからここで決めるとか。

        魔法が10位階まであると聞いた時の王子とネイアの同時の驚きがほほえましかったです。

        13巻まできておもしろさが失速しないのがすごいですね。

        • くじらさん より:

          匿名さん
          コメントありがとうございます。

          団長は努力や奮闘が報われることなく白眼視されながら使い潰されてしまうのでしょうね。
          レメディオスは戦闘以外の行動方針を他者にゆだねていたが故の末路なんでしょう。
          カルカやケラルトが用いていたからこそ、有益な存在であったのだと思います。

          藍蛆の王子は優秀でしたよね。
          決断するタイミングの重要さを理解していましたし、導き出した答えも正解でしたから。
          亜人種族や異形種族のロードクラスは総じて優秀なのでしょうね。
          第10位の魔法があるということが知られていない世界ですものね。第5位魔法が使えれば英雄クラスですし。

  14. 匿名 より:

    今回で一番驚いたのは、グスターボとカスポンドの外見ですね。
    どちらも外見の説明ってされてなかったと思ったのですけど(見逃したかな)
    勝手に脳内イメージはグスターボはちょびヒゲの厳格そうなおっさん
    カスポンドもそれなりに頭のよさそうな短髪の男だと思ってたら
    あんなボサボサ頭の浪人みたいと長髪の優男だとは思ってもみなかった。

    >といいといい、対策出来ない相手が悪いのです。
    そうですね。最終決戦での魔将が使う火のオーラだって外見から炎対策は必須だと思えるはずなのに、用意できなかった聖王国側が悪いんです。
    だから、都市での訓練もアインズや部下たちにとっては、そういうことが肌身で理解できるため真剣な訓練になっていたと思います。
    よくいる強者ゆえに何も考えずに全力全開でごり押しする主人公とは一線を画していると思う。
    オーバーロードが異世界ものなのに、ここまで面白いのはご都合主義のようで
    きちんと理由が考えられてるところだと思います。

    • くじらさん より:

      匿名さん
      コメントありがとうございます。

      私もその2人の外観イメージが描かれていた記憶がちょっと無いですね。
      カルカの兄なのでカスポンドがイケメンとして私の頭にイメージされていました。
      グスターボはイラストからは厳格なイメージというより、ちょい悪系のカッコいいオジサンのようにも見えますね。

      憤怒の魔将レベルのスキルになると聖王国のトップクラスが対策しても通じないでしょうけど、そもそも対策を怠っていた聖王国側は負けるべくして負けたといえますね。

      圧倒的なレベル差があるのにそこに安住せず、常に強者の存在を疑い、油断せず研鑽をかさねるナザリック陣営に対抗できる存在は見当たらないですね。
      アインズ様は死を覚悟した人間の眼に感じ入り評価していますから、弱者の意思の力も考慮にいれている様なので今後も油断はしなさそうです。

      強者の側が理由なく格下に負けることや、理由もなく愚かな行動をとると読者としても興ざめしてしまいます。
      その辺のおかしな描写がないことがオーバーロードという作品の面白さにつながっていると思います。

  15. ヤクルトファン より:

    今回初めてくじらさんのHP拝見しました。
    読んですぐに感想が共有できるって
    すごくいい事ですよね。

    自分では気が付かなかった部分や、違った解釈の仕方が知れて楽しく読ませていただきました。

    オーレオール・オメガって既出のキャラだったんですね!?

    普段円盤とか買わないので全く知りませんでした><

    今更入手するのは困難そうですし、何かの機会に再録されるのを待ちます。(T_T)

    • くじらさん より:

      ヤクルトファンさん
      コメントありがとうございます。

      拙い感想ですが読んでいただけた上に、コメントまで頂けて嬉しく思っております。
      私もほかの方の感想や考察を拝見して、共感や新たな気付きをいただいておりますのでコメント大歓迎です。

      感想にも書きましたがオーレオール・オメガは『プレイアデスな日』で登場していましたし、台詞もありました。
      『プレイアデスな日』は劇場版総集編 前編の来場者特典でしたが数が少なかったため、いまではプレミア価格で出品されていますね。。。

      本編完結後に特典をまとめ本が出てくれるとありがたいですよね!
      ファンとして読めない特典小説があるのってとても辛いですから。。。

  16. ささみ より:

    こんばんは。
    フラフラとオバロ感想記事を探してるうちにたどり着きました。

    作成されたNPCへの指揮権はアインズ(というより他のメンバー?)より制作者が優先される、というのはいつだったかパンドラが似たようなこと言ってましたねぇ。
    いつものオーバーリアクションの一環かと思ってましたが、ここでわざわざ確認をしたとうことは…?

    ついでにドラマCDで名前が出てたチャックモールが五大最悪の一人だというのも明かされて個人的にはエロ最悪に期待が高まるばかり。
    出てこない(出せない)よ!ってくがねちゃん先生言ってましたけど。。。

    • くじらさん より:

      ささみさん
      コメントありがとうございます。

      パンドラも似たようなことを言っていましたか。それはちょっと既刊を再読して確認したいなと思いました。
      貴重な情報ありがとうございます。

      チャックモールの名前はドラマCDに出てきていたのですね。私、ドラマCDを聞いたはずなのにこちらも覚えていませんでした。。。
      エロ最悪さんは丸山くがね先生の割烹に出せないと書かれている以上、出てくる可能性低そうですね。
      性格は紳士だそうなので見てみたいのですけどね(笑)

  17. 匿名 より:

    他の人がすでに言ってますが、団長は今回ブーメランが刺さりましたね。
    というかオーバーロードでは現地民が偉そうな事を言うと必ずブーメランが返ってきますね。戦闘ではニグンを筆頭に数え切れない人が、イビルアイも叶わぬ願いを持つのは愚かとか言いながら、子どもも作れないのにモモンと結婚したいとか言ってましたし。
    今後の候補はフィリップとエルフ王ですね。エルフ王はマーレを襲おうとして、6巻でマーレが無表情のまま蛇を握り潰したように、アレを潰されるような気がします。
    そりゃ、ジルもリユロもどこかで行われている悲劇を嘆くわけですよ

    • くじらさん より:

      匿名さん
      コメントありがとうございます。

      ブーメランが後頭部に思いっきり突き刺さっていますよね。
      ニグンさんやクレマンティーヌさんといい、アインズ様相手に大口を叩くと特大のしっぺ返しを受けますね。

      フィリップさんの末路を考えるとすごくワクワクしますよ。いったいどんな末路を迎えるのかとても楽しみです。
      エルフ王は強者を求める性質を叩き潰されるのでしょうね。自身が及ばぬ高みがあることを知り絶望していきそうです。

      ジルクニフもリユロも身の丈を悟り反抗を試みなかったからこそ、悲劇を嘆く被害ですんでいるのでしょうね。
      それにしてもリユロは対峙した相手が汚名返上に燃えるシャルティアじゃなければ、まだ交渉の余地があっただけに悲哀を感じますね。