オーバーロード 7巻 大墳墓の侵入者 感想 ネタバレ あらすじ

期待と欲望に目を輝かせた「ワーカー」の集団が未知なる遺跡―地下墳墓へ踏み込もうとしていた。その偉大なる地へと依頼を受け、挑む闖入者は、“脱落者”。胸に秘めた想いを持つ、冒険者の影の側面を求めた者たち。少数精鋭の“フォーサイト”、歴戦の戦士が揃う“ヘビーマッシャー”、伝説の老公“グリーンリーフ”、不敗剣士によるワンマンな“天武”。生贄を絡めとるがごとく、次々と姿を現す大墳墓の住人たちが棲む悪夢のようなナザリックから、彼らは生還することができるのか?

オーバーロード 7巻 大墳墓の侵入者』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想になる前に注意書きをおいてあります。

ですので、未読の方やネタバレを見たくない方でも、そこまでは読んでいただいても大丈夫なはずです。

アニメ二期「オーバーロード」第一話見ました!面白かったですね!

いきなり新キャラクターのオンパレード、主要各キャラも登場していて、世界観の説明会でしたが大盛り上がりでした。

あれっ!?リザードマン達1話には出番ないのかな?って思っていたら一話の締めに出てきました。

掴みはバッチリだったと思うので、アニメ第二期もとても楽しみですよ。

Blueray/DVDの初回特典が書下ろし小説だったらまた買わなくては!

という訳で『オーバーロード 7巻 大墳墓の侵入者』の感想になりますが、アニメでは7巻の内容は描かれないでしょうね。

できたらアニメ第三期で『オーバーロード 9巻』と共に放送してほしいです。

ネタバレなしの感想

王国で起こした一連の陰謀が一段落し、次なる策謀を始めたナザリック陣営ですが、もはや『アインズ様』をはじめとした彼らの行動は「ダークヒーロー」と呼べるものではなく、私利私欲で世界征服を狙うあくの組織そのものですね。

その路線が合う合わないはあるかと思いますが、私自身は『アインズ様』が活躍する姿や、いい方向に誤解されて笑いになるディスコミュニケーションコメディが面白いと思っているので問題なしです。

今回はこれまで隠匿されていた「ナザリック地下大墳墓」の場所が知られてしまい、その所在を知った貴族の依頼いより進入したワーカー(冒険者からのドロップアウト組みの総称)たちを迎え撃つ「ナザリック陣営」という物語となっています。

これまで攻める側であった『アインズ様』達が防衛側になるという点に目新しさを感じますね。

桁違いの強さを持ち、この世界では遥か高みの存在であるナザリック陣営の本拠地に侵入したわけですから、ワーカーたちが無事に生きて帰れるわけが無く、当然のように散っていきます。

散っていくワーカーの主要キャラクターはそれぞれキャラクターがたっており、彼ら目線で「ナザリック地下大墳墓」を探検していくさまは興味深いですし、彼らに愛着がわいていけると思います。

そんな愛着がわいたキャラクターたちが苦しむさまや、『アインズ様』に倒される姿を見て面白く思ってしまうわけですから読者というものは罪深い存在ですよ(笑)

守護者たちではなく一戦級より下のモンスターの強さや、これまで目立たなかったナザリック五大最悪たちの活躍も描かれていて興味深かったです。

確かに五大最悪と呼ばれるわけですね。どの最悪の手にもかかりたくないですよ。

想像するだけで痛いし、痒いし、気持ち悪くなりますよ。

特に『恐怖公』の住居には足を踏み入れたくないですよ。

あそこをおやつの間と言う『エントマ』も恐ろしいですけどね(笑)

ところで、『アインズ様』達はどんな想いであの最悪たちを作り出したのか、途中で止めることをしなかったのかと言いたくなる存在ですね。

ちなみに、今巻のエピローグでその先行きが不安となるキャラクターの姿が描かれて物語が終わります。

そのキャラクターたちの末路を想像して同情したり悲しんだりすることは、圧倒的な敵の前に儚くも散っていったワーカーたちの姿を見て喜び、『アインズ様』たちを肯定していた読者には許されないことなのだろうなと思います。

ある意味、『アインズ様』達の行動に喝采を送っているということは、弱者を踏みにじることを良しとしている訳ですからね。

ネタバレありの感想

ここから下は『オーバーロード 7巻 大墳墓の侵入者』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。

侵入者たち

オーバーロード 7巻』でひどい目に合った人たち、その1。

「ナザリック地下大墳墓」に足を踏み入れてしまったのが運のつきとしかいえないですが、踏み入れた原因は『アインズ様』たちの狙い通りの誘導に乗った形ですから同情してしまいますよ。

『アインズ様』からすれば金銭欲で聖地に足を踏み入れた不埒なやつらという認識でしょうが、お金が無ければ生きていけないので私はワーカーの方々のことを蔑むことはできないですね。

それにしても侵入者たちの末路がひど過ぎる……

ハムスケと一騎打ちの末に敗死した『エルヤー』や、ナザリックオールドガーターとの戦闘で死ねた『パルパトラ』は幸せな部類です。

ゴキブリに生きたまま貪り食われた『グリンガム』や、餓食狐蟲王の子供たちの苗床にされたであろう『ヘッケラン』と『イミーナ』、実験材料にさせられて記憶を弄られ続ける『ロバーデイク』の末路を考えると死ねたことは本当に慈悲ですね。

「ナザリックにおいて、死はこれ以上の苦痛を与えられないという意味で慈悲である」という言葉が真実である恐ろしさですよ。

WEB版では生き残ることが出来た『アルシェ』が死んだことも初見では驚きましたが、『アルシェ』の妹でたちも数ヵ月後には死んでいるであろうことが作者雑感で語られていてそのことも驚きでしたよ。

ただ、無垢な存在である『クーデリカ』と『ウレイリカ』の行く末や末路を辛く感じることは、『オーバーロード』を楽しんでいる読者にとっては皮肉にも感じますね。

『アインズ様』たちの「ナザリック陣営」の活躍の裏側には、無数の『クーデリカ』や『ウレイリカ』が存在することですからね。

冒頭で『ニグレド』と『ペストーニャ』が謹慎させられたということは、王国から連れ去られた無垢なる存在。子供たちを守るため『アインズ様』の全員殺せという指示に対して反抗したからなのでしょうし、子供たち以外の王国民はすでに殺されたという事実なのでしょうから。

ただその場にいただけで連れ去られて殺された王国民のことを思えば、『クーデリカ』や『ウレイリカ』にだけ悲しみを感じるのは傲慢というものでしょう。

アルベドが率いる至高のお方探索チーム

存在自体が不穏すぎる『アルベド』直属の最強チームの誕生です。

他の守護者には存在を秘密、80Lv以上のモンスター15体、『パンドラズ・アクター』を副官に据えるチームとか、確実に『至高の方々』を見つけたら打ち殺すか、幽閉するかを目的としたチームにしか見えないですよ。

何より『アルベド』が率いるというところに恐ろしさを感じますね。

『アルベド』はこれまでも不穏な気配をあからさまに描写されています。

それは、『オーバーロード 6巻』で描かれたモモンガ個人に対する強い忠誠心とかつてのギルド「アインズ・ウール・ゴウン」のことをくだらないと吐き捨てる場面であり、

アニメ第一期のBlu-ray/DVD第1巻の初回生産特典のエピローグで「アインズ・ウール・ゴウン」の旗を踏みにじり、『モモンガ(アインズ様)』の旗を飾る場面により示されていると思います。

『アルベド』は『アインズ様(モモンガ)』の支配下で働くことに至福を感じていますが、その他の『至高の方々』への想い入れはほぼ無いのでしょうね。

それはきっと『アインズ様』の心の奥底にあるギルドメンバーに置き去りにされた悲しみや恨みというものが、『アルベド』に流れ込んだが故なのかもしれないです。

『アインズ様』にとっては僅かな負の感情の残滓なのかもしれませんが、その感情が『アルベド』の中で愛する『モモンガ(アインズ様)』を悲しめたとの想いにより増幅したことと、『アルベド』の設定を『アインズ様』が書き換えたことによる影響を受けているのかもしれないですね。

この最強チームが活動することが無いことを願ってしまいますよ。

実際に活動してしまったときには『アインズ様』が悲しむことこの上ないでしょうから。
でも、『アインズ様』が『アルベド』の思惑や活動を知ったとしても、きっと自分のせいと考えて叱責などはしないんでしょうね。

『ルベド』の正体は知りたいところですが、活動してほしくないという読者としての欲求が二律背反ですわ。

帝国の人たち

オーバーロード 7巻』でひどい目に合った人たち、その2。ただし『フールーダ』は除く。

『フールーダ』にしてみれば『アインズ様』の存在はまさに救いの神でしょうね。

自身の前に先達がいないため試行錯誤、トライアンドエラーで遅々とした魔法研究を続けてきた『フールーダ』は、仕えるべき師を得て遥かなる高みに上る可能性が芽生えたのですから。

そりゃ興奮して『アインズ様』の足をなめますし、帝国も皇帝も売り渡すわけですわ。

本来、自身の欲望を優先する売国奴的な人物が嫌いなのですが、『フールーダ』ぐらい突き抜けてしまうとむしろ好きになってしまいますね。

『アインズ様』の知識で『フールーダ』がより強くなるところも見たいですし、より信奉を深めるところも見てみたいですよ。

そして師であり父とも言える『フールーダ』に裏切られてしまった帝国皇帝『ジルクニフ』

Web版『オーバーロード』でも『アインズ様』の行動を深読みして振り回されてしまった彼ですが、書籍版では余計に振り回されることになるかわいそうな人になってしまいましたね。

優秀な人物であるがゆえに『アインズ様』のもつ強大な能力と、一般人的な思考のギャップに悩み空回りする『ジルクニフ』の姿はオーバーロードの面白さであるディスコミュニケーションコメディを盛り上げてくれます。

オーバーロード 7巻』ではまだ触り程度の苦労と面白さしか発揮していない彼ですが、『オーバーロード 9巻』と『オーバーロード 10巻』での苦悩と空回りを見るととても『ジルクニフ』のことを好きになること請け合いです。

『ジルクニフ』は苦労していますがオーバーロードの世界的には、『アインズ様』をはじめとするナザリック陣営を敵に回さず、むしろ友好的に従属できた定刻はかなりの勝ち組なんですけどね。

『ジルクニフ』はそんなことを全く望んでいないでしょうけどね。

『ジルクニフ』の頭髪と胃は耐えきることが出来るのか!?

シリーズ感想

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お勧めの作品

今回のお勧めは『オーバーロード13 聖王国の聖騎士 下』です。

遂に発売日とあらすじが公開されて、Amazonにも商品ページが出来ていました!

オーバーロード13 聖王国の聖騎士 下』の発売日は2018年4月27日です。

G.W直前の金曜日とか次の日が休みだから夜更かしも出来て助かることこの上なしですね

オーバーロード13 聖王国の聖騎士 下』のあらすじはコチラです。

アインズ・ウール・ゴウン死す。

四万の亜人連合の軍勢に包囲された聖王国。
聖王国最強の聖騎士レメディオスの指揮のもと、防衛作戦が実行されるも疲弊した人間軍は亜人の蹂躙を止められない。
王としての約束を果たすため、
魔導王アインズは魔皇ヤルダバオトとその配下メイド悪魔にたった一人で立ち向かう。
そして――

紅蓮の炎につつまれた聖王国は救済されるのか――正義に導かれる13巻

アインズ様、本当に死んでしまうのか!?

どんなマッチポンプがみられるのかとても楽しみです(笑)

オーバーロード13 聖王国の聖騎士 下
丸山 くがね
KADOKAWA (2018-04-27)
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