スレイヤーズ 16巻 アテッサの邂逅 感想 ネタバレ あらすじ

スレイヤーズ 16巻 アテッサの邂逅』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想になる前に注意書きをおいてあります。

ですので、未読の方やネタバレを見たくない方でも、そこまでは読んでいただいても大丈夫なはずです。

あらすじ

待望の最新作は、18年ぶりの長編版!

降魔戦争の再来を食い止め、死闘の疲れを癒そうと里帰りを決めたリナとガウリイ。
その道中、なんの因果かアテッサの街で正体不明の野盗騒ぎに出くわし、護衛を引き受けることに。
ところが、その野盗はフツーの魔法とは違う系統の術を使い、思わぬ大苦戦!?
街の被害も大きくなり、さらには魔道士にとって最悪の相性の兵器も用意されていた!
魔力増幅の呪符を失い、戦力として大幅ダウン中のリナに、勝機はあるのか!?
「勝つしかないでしょ。そんな敵でも」
だがしかし!こんな危機にこそ心強い仲間たちがいるわけで―白霧がうごめく深き森で、リナの魔法が唸りをあげる!

ネタバレなしの感想

本当に久しぶりのスレイヤーズの新刊です。

自分は『スレイヤーズすぺしゃる』と『スレイヤーズすまっしゅ』は読んでいなかったので、スレイヤーズを読むのは10数年ぶりですよ。

いやいや本当に一昔前といえる時間が過ぎていますね。

そんな久しぶりの作品なのですが、思った以上に違和感なく物語に入っていくことが出来ました。

これは私の記憶の中にある『スレイヤーズ』のノリと、新刊である『スレイヤーズ 16巻』で描かれているノリに大きな違いが無かったことが要因として大きいんじゃないかなと思います。

かつて『スレイヤーズ』シリーズを楽しめた読者の方でしたら、私と同様に新刊も楽しめること間違いないと思いますよ。

さて、新刊の内容ですが『スレイヤーズ 16巻』とナンバリングされていますように本編の続きです。

伝説の魔王との戦いを終えてリナの里帰りの旅の途中で事件に巻き込まれてという話となります。

強大な魔王や魔族と戦うシリアスな内容というほどではなく、本編の中では『アトラスの魔道士』に近いものがあるかなって思います。

リナ達が巻き込まれた事件を解決するため、敵の正体を探りその強敵を倒すという安定した楽しさが味わえる内容となっています。

今巻の内容はファンに向けての特別編や劇場版といえる内容であり、かつてのファンがまた見たいと願ったメンバーたちの同窓会といえますね。

懐かしの面々が過去の作品と同様にやり取りする姿や、活躍する姿を楽しめますよ。

いやいや本当に十数年前のキャラクターたちなのに愛着や親しみを感じてしまうという所に、本作品のキャラクターの魅力は本当にすごかったんだなと改めて実感しましたよ。

これは小説版だけではなく、アニメ版の影響も大きいのだと思えますね。

なにせ読んでいるときにリナの声は林原めぐみさんの声で再生されましたから(笑)

後書きにもありますように今巻はスレイヤーズの同窓会といえる内容です。

かつて、本作品のファンだった方ならば昔と変わらず楽しめること間違いないと思います。

このノリが今の読者の方にどう映っているのかという点は気になりますが、スレイヤーズのノリが変わっていなかったことに安堵感がありますね。

このまま本編の続刊が続いてもおかしくないと思える締め方でしたし、郷里の姉ちゃんことルナの姿をみたいので続刊が出てくれると嬉しいです。

ただ、作者の神坂一先生も続きを出すとは言っておりませんでしたので、気長に出る時を待ちたいなと思います。

ネタバレありの感想

ここから下は『スレイヤーズ 16巻 アテッサの邂逅』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。

メンバー再集結

折角、本編の続編がでるということならぜひ見たいのが第一部のメンバーが勢ぞろいするところですよ。

第二部ではアメリアとゼルガディスの出番がなかっただけに、この続刊『スレイヤーズ 16巻 アテッサの邂逅』で登場しないと次にいつ会えるかわからないですからね。

だからこそ物語の開始早々にしてアメリアが登場したところで、この後にゼルガディスも現れるのだろうなという期待が高まりましたよ。

アニメの印象が強いせいか、どうしてもアメリアとゼルガディス、そしてゼロスも揃ってこそのリナ一行って想いがありましたからね。

ですから、中々ゼロスが現れなかったときにはゼロスが加わるとパワーバランスが崩れて難しいかな仕方ないよなっとも思っていたので、最後の最後に種明かしの様にゼロスが現れた時は興奮してしまいました。

そういや、元々ゼロスってこういう裏で暗躍して自分の欲求を満たしつつ、目的は達成していたよなと思い出しましたね。

そして、再登場したゼロスとアメリアの噛み合わないところにも昔らしさを感じて、とても楽しめました。

そんな第一部メンバーたちを再集結させるための動機、理由づけとして考えると、敵側にザナッファーを登場させるのは必然だったのでしょうね。

魔法が通じないためリナ達がそこそこ苦戦をする相手でもありますし、かといって決して倒せない相手ではないというさじ加減が、この劇場版の様な『スレイヤーズ 16巻 アテッサの邂逅』にはピッタリの相手でしたからね。

それにしてもクレアバイブルから情報が流出し量産化されている状況は世界的には大いなる脅威ですな。

人間に敵対するエルフなどがこのザナッファーを用いだすと、ただでさえ個の力で人間以上のエルフが魔族波に強力な敵になりえますね。

もしもスレイヤーズ第3部が始まるとしたら、リナ達にとって魔族だけではなくエルフも敵として対峙することになるかもしれないですな。

クレアバイブルの知識を利用する存在と対峙するのなら、戦いの規模も大きくなりアメリアも参戦する可能性が高まりますし、もちろんクレアバイブル絡みでゼロスも顔出しする理由にもなりますしね。

続刊の可能性は低いとは思いますが、1部メンバーが再集結した続編を読みたいなと期待してしまいます。

リナのパワーアップ

前巻『スレイヤーズ 15巻』で魔血玉を失い、強力な魔法(重破斬や神滅斬など)を使用する力を失っっています。

重破斬や神滅斬が使用できないとなると魔王や腹心たちははおろか、中級魔族にすら対応することが難しくなり、物語のスケールが小さくなる可能性がありました。

そんな心配をしていましたが、今巻であっさりと魔血玉の代替策を手に入れて、強力な魔法を使う力を取り戻しました。

魔血玉の代わりを探すというエピソードだけでも1冊は書けそうに思えますが、今巻に登場したエルフに教わりあっさりと解決してしまうところが凄いですね。

魔血玉の代わりがみつかったことでザナッファーを撃破する切り札を取り戻せましたし、物語的な展開の速さを優先したという事なのでしょうね。

ただ、今回の代替案は魔血玉ほど使い勝手がよくなく事前に準備が必要となりますので、強力な敵との遭遇戦や地の利が低側にある時には苦戦することは必至でしょうね。

まあ、元々スレイヤーズという作品は圧倒的に強大な敵をリナが工夫や裏をかくなど頭脳を用いてジャイアントキリングしてきていましたから、作品の本質的にこれくらいの縛りがあって当然なのかもしれません。

今後、もし強力な魔族が現れた場合、リナがどの様に相手を誘導して増幅器を使用出来る展開に持ち込むのかが興味深いです。

シリーズ感想の索引

スレイヤーズ 16巻 アテッサの邂逅

お勧めの作品

今回のお勧めは、『【合本版】スレイヤーズ 全15巻 (富士見ファンタジア文庫)
』です。

スレイヤーズ本編1巻から15巻がまとまってkindleで読めるようになっています。

今回の新刊を読んで改めてスレイヤーズを読み直したくなった読者にもぴったりですし、これからスレイヤーズに手を出してみようと思える読者の方にもおすすめです。

ランキングを見るにその考えで購入した方がおおかったみたいですよ。

【合本版】スレイヤーズ 全15巻 (富士見ファンタジア文庫)
KADOKAWA / 富士見書房 (2014-09-01)
売り上げランキング: 2,147
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