転生したらスライムだった件 5巻 感想 ネタバレ あらすじ

転生したらスライムだった件 5巻』のネタバレありの感想になります。

ネタバレありの感想になりますが、ネタバレありの感想になる前に注意書きをおいてあります。

ですので、未読の方やネタバレを見たくない方でも、そこまでは読んでいただいても大丈夫なはずです。

前巻がすごく気になるところで終わっていましたので間をおかずに読んだ覚えがあります。

シリーズをリアルタイムで読んでいた読者の方は続刊が出るまでの間、やきもきしていたことでしょうね。

シリーズ作品を初期から追っかけていると神官を待つのがもどかしい部分はあります。

ですが、リアルタイムで他の読者の感想を読めるという利点があります。

やはりリアルタイムで読んでいた読者の方が楽しめる気がしますね。

リアルタイムで作品を追っかけられなかった自分のスコップ能力の拙さを嘆くばかりです。

あらすじ

容紹介
「死ね! 神の怒りに焼き貫かれて――」

リムル不在のテンペストは、騒がしいながらも穏やかな日々が続いていた。
しかしそれは『武装した人間の集団がテンペストへ向かっている』との
奇妙な情報がもたらされた事により終わりを迎える。
重ねるようにして、友好を結ぶ獣王国ユーラザニアから、
魔王ミリムに宣戦布告されたとの凶報が入った。
騒然とする中、遂には主であるリムルとの思念伝達まで途切れてしまう。
拠り所を失ったテンペスト幹部達。
それは、絶望と狂乱の幕開けでしかなかった。
そして、新たなる魔王が誕生する――。

4巻からの連続月刊行+コミカライズもスタートし勢いを増す、大人気モンスター転生ファンタジー!!
「小説家になろう」累計一億二千万PVの超大作

ネタバレなしの感想

前巻『転生したらスライムだった件 4巻』が静とするなら、今巻『転生したらスライムだった件 5巻』はまさに動といえるほど物語が動きました。

リムルを亡き者にしようとする坂口日向、テンペストを狙う人間国家の侵略行為、それらに抗うリムルと仲間たち、全ての陰謀や策謀の裏側にいる黒幕たち。

各陣営と各人物の思惑が絡まり大きく物語が動きました。

一つ一つの事件や出来事がとても読みごたえがあり面白いのですが、一つの事件や出来事がそれだけでは完結せずに他方の事件や出来事に影響を与えるところが物語をより面白くしてくれたと思いいます。

物語の中盤まで使ってテンペストへ訪れる不穏な雰囲気がうまく描かれていますよ。

本当に相手の下劣さや下種さよく描かれているのでその分ヘイトは高まりますが、逆襲の時のカタルシスが堪らないです。

これまで順調に成長してきたリムルと大いに発展してきたテンペストに訪れた初めての窮地です。

これまでも豚頭帝、暴風大妖渦といった脅威はありましたが、ここまでリムルが防戦一方となったこともテンペスト住民に被害が生じることもありませんでした。

やはり力で押してくるだけの魔物たちより、策を巡らせ自陣営が有利となるように攻めてくる人間の方が厄介に思えます。

そして異世界人がもつユニークスキルの厄介さも単純な魔素量の多さ以上に恐ろしいということが分かりましたね。

あの初見殺しのユニークスキルが振るわれた時にシュナがいなかったらと思うとゾッとしますね。

理不尽な侵略理由、敵側の異世界人の脅威、傷つくテンペストの住民たちとリムル陣営が窮地に追い込まれることで、読者のヘイトは高まってしまいます。

だからこそ、物語後半で行われるリムルとテンペスト陣営の反撃のカタルシスが大きかったのだと思います。

一方的にやられていたところからの圧倒的な反撃・虐殺は、展開が読めていても興奮してしまいますよ。

反撃の強さと無慈悲さからは、リムルが仲間たちをどれだけ愛しているのかも伝わってきて胸が熱くなります。

その分、敵軍を大虐殺する描写が若干アッサリ気味だったのがちょっと残念ですね。

もっと溜まったヘイトをガッツリ吹き飛ばすような、痛烈な復讐劇を見せてもらえると嬉しかったな。

淡々と敵を殺すところに怒りすら超えてしまったリムルの感情の発露とも捉えられて納得ではあるのですが。

窮地から一転して、リムルとテンペストの逆襲のターンが始まりました。

侵略してきたファルムス王国への逆襲がひと段落しましたし、次巻ではもろもろの事件を演出する黒幕との戦いかな。

リムルたちにとっては厄介の種でしかない魔王クレイマンが叩きのめされる番ですね。

進化して以前より強くなったリムルだけではなく、更に2名の猛者がテンペスト陣営に加わりましたからね。

クレイマンはボロボロになってしまうんだろうな。

ですが、同情はしませんよ。

私もクレイマンの策謀にはヘイトをためていますからね。

次巻でクレイマンにきっちり落とし前をつけてくれるのを楽しみにしています。

あと、絶対にミリアは操られていないよね?

何で操られている振りをしているのかが気になるなあ。

もしも本当にミリアが操られていたら私恥ずかしいですね(笑)

個人的な評価

面白かったです!

やはりヘイトが高まったところからの圧倒的な反撃って面白いし、興奮しますよね。

ただ、ヘイトを溜めるためとはいえテンペスト住民が傷つくのは気分悪かったですし、敵が露悪的に書かれすぎたという点があったかと思います。

良かった点

■反撃にすっきりした点
本当に反撃の瞬間から大いに楽しむことができました。

悪役側が完膚なきまでに叩きのめされると気持ちすっきりして気分爽快ですわ。

悪役側にも事情がとか言って下手に許すより、完全にへこませた方が単純で楽しめますね。

■リムルが精神的な成長もした点
ファルムス王国につけ入る隙を与えてしまったリムルですが、その点を反省したのは良かったです。

主人公だからすべての行為を是と肯定されるよりも、非は非とされた上でさらに成長していく点が王道で良いですね。

掲げた理想のせいで傷つきながらも、それでも理想を諦めない姿は格好いいです。

悪かった点

■意地が悪い構成
若干難癖だなと自分でも思います。

ただ、前巻がリムルの窮地で続いていたところな訳で当然先が気になるわけじゃないですか。

その続きが今巻の中盤ごろまで描かれないなんて酷いですよ。

リムルのことが気になりすぎて序盤から頁をめくる手が早くなってしまいましたよ(笑)

ネタバレありの感想

ここから下は『転生したらスライムだった件 5巻』のネタバレありの感想になります。

未読の方やネタバレを見たくない方は、ここで引き返すことを推奨いたします。

リムルさんについて

坂口日向に殺されるはずが無いだろうなと誰しも思っていたでしょうが、それでもちゃんと死なないでいたことが分かると安心します。

ただ、その結果を見届けるまでに結構ページを読み進ませる点に作者のエスっ気がちらほら散見できますね。

そんなエスっ気がある作者さんだから、リムルが能力的にも精神的にも追い込まれる描写は見事です。

死亡して異世界にスライムとして転生してから親しくしてきた者たちが、自分の理想が原因で傷つき斃れた訳ですから自責の念は大きかったことでしょう。

それでも、傷ついても理想を捨てるわけではなく、仲間たちに理想を持った理由を話し協力を求めるリムルさんは格好良かったですし立派だったと思います。

「人と魔物が手を取って暮らせる国」という目標を実現するにはまだまだ困難が続きそうですが、それでもリムルと仲間たちがいれば叶えることが出来そうな気がしてきますね。

ファルムス王国の凶刃に倒れたシオンを始めとしたテンペスト住民を蘇らせるためにリムルは真なる魔王に覚醒しました。

今まででも圧倒的な強さを持っていたリムルですが、真なる魔王に覚醒しユニークスキルである大賢者がアルティメットスキル智慧之王に変化しました。

もう本当にリムル一人でいいんじゃないかな?ってくらい別格の強さを持つように思えますが、リムルのことを止められる存在いるのかしら?

ミリムと同等くらいの力を持っていても疑問が無いくらい強くなっていそうです。

真なる魔王への覚醒に伴う能力向上を考えるとクレイマンが真なる魔王への覚醒を狙って策謀するのも納得ですよ。

なんというか魔王種と真なる魔王の間には越えられない壁があるように感じますね。

真なる魔王に覚醒した際のメリットを考えると1万人の命という代償は軽すぎると思いますので、覚醒する条件にはまだ秘密がありそうな気がします。

今後、ほかにも真なる魔王に覚醒する存在が出てきそうな気がしますし、その時に正確な条件が分かるんじゃないでしょうかね。

リムルは真なる魔王に覚醒したし、ヴェルドラ復活したし、強力な悪魔ディアブロも仲間になったし、軍事力的にテンペストに勝てる存在ってこの異世界でも数えられるくらいじゃないかしら?

それとも軍事力上位の勢力はまだまだいるのかな?

今後、まだ出てきていない勢力の登場も楽しみですね。

それにしても、有能だし忠誠心の厚いディアブロですが、リムルに素気無くされてしまっているのは笑えました。

ファルムスの異世界人について

何と言うか可愛そうに思えるくらい無残な結末を迎えた3人ですね。

テンペスト侵略の際にみせた彼らの下種で悪辣な行為を考えれば、彼らは同情するに値しないとは思いますが、それでも哀れに感じました。

突然、異世界に召喚され強制的に従わされる魔法をかけられる。

苦労もせずに特殊な能力を取得し、その能力のおかげで持て囃され厚遇を受ける。

精神的に未熟な人間がそんな状態に置かれて歪まないわけがないでしょうね。

彼らが歪んでしまったからと言って、弱者を踏みにじるだけの彼らの行為が許されるわけではないです。

田口省吾の下種さや、橘恭弥の小狡いところは生来のものなのでしょうが、召喚さえなければここまで歪まなかったんだろうな。

理不尽な異世界召喚の結果、彼らも彼らに関わった誰も幸せにならなかったことには哀れさを感じます。

まあ、ハクロウやゲルドによる反撃の際には哀れさ以上に喝采の気持ちがあったことは否定できませんがね。

やっぱり下種で悪辣な小悪党がその行いに等しい報いを受けるところにカタルシスを感じます。

橘恭弥の死に方もいやですが、何度も何度も死ぬ程の攻撃を受けても回復するため死ねなかった田口省吾が受けたダメージはえぐいですね。

あれ、拷問以外の何物でもないですよ。

私なら一撃で死にたいですわ(笑)

シリーズ感想の索引

転生したらスライムだった件 1巻 感想
転生したらスライムだった件 2巻 感想
転生したらスライムだった件 3巻 感想
転生したらスライムだった件 4巻 感想
転生したらスライムだった件 5巻 感想
転生したらスライムだった件 6巻 感想
転生したらスライムだった件 7巻 感想
転生したらスライムだった件 8巻 感想
転生したらスライムだった件 9巻 感想
転生したらスライムだった件 10巻 感想
転生したらスライムだった件 11巻 感想
転生したらスライムだった件 12巻 感想
転生したらスライムだった件 13巻 感想

お勧めの作品

今回のお勧めは『転生したらスライムだった件 13巻』です。

アニメ放送直前に最新刊が発売ですね。

きっと帯にはアニメについての詳細が描かれていることでしょう。

アニメ『転生したらスライムだった件』の放送も凄い楽しみです。

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