(漫画) 転生したらスライムだった件 11巻 感想 ネタバレ あらすじ

転生したらスライムだった件 11巻』のネタバレありの感想になります。

未読の方はネタバレにご注意ください。

あらすじ

通り魔に刺されて死んだと思ったら、異世界でスライムに転生しちゃってた!?
相手の能力を奪う「捕食者」と異世界の理を知る「大賢者」、
二つのユニークスキルを武器に、スライムの大冒険が今始まる!

不完全召喚された異世界人の子供達は、魔素が安定せず体内の崩壊を待つ日々を送っていた。そんな子供達を助けるためリムルが辿りついた結論は、かつてイフリートを宿したシズさんのように上位精霊を子供達の身に宿す方法だった。リムルと子供達は、上位精霊を見つけるために「精霊の棲家」を目指すが――。

ネタバレありの感想

今巻の内容は激しい戦闘があるわけでも、物語が大きく進展したわけでもありません。

ですが、テンペストの住民たちの暖かい雰囲気、ミョルマイルの義侠心と強かな商売魂、ラミリスとの邂逅、子供たちの問題の解決と原作の大事な部分を丁寧に描いていあり楽しめました。

特にテンペストに戻り仲間たちとシュークリムルを食べながら会話するシーンは良いですね!

仲間たちとの交流シーンは温かい雰囲気を感じますし、そのシーンが川上泰樹先生の華麗なイラストで描かれるわけですから、本当に最高ですよ。

毎回読んでいて思うけど漫画版の作画に川上泰樹先生を起用したのは大正解ですね。

スライム姿のリムルも可愛いし、人間形態のリムルは可憐だし、仲間たちも個性豊かに描かれているし絵を見ているだけでも楽しめます。

今巻で登場したミョルマイルというキャラクター、私は大好きですよ。

商人としての経験や、年齢を積み重ねた分の人間性で戦闘以外の面でリムルをフォローできる得難い人物です。

ミョルマイルは商人であり利益を追求するのが当然なのですが、窮地の時には自身の利害を度外視して弱者を救える心を持つというところが、私の好みにドンピシャです。

怪我をした人間に商品を無償で使うくらいなら普通に善人で済む話ですが、自らの身を顧みず旧知の親子を逃し、自分は天空竜の脅威に立ち塞がるところ本当にカッコいいですわ。

自分の実力では天空竜に叶わないのは自覚しつつも、自分が残って足止めをしようとする覚悟、これこそ心根が強い侠者の証ですよ。

ミョルマイルのそういう姿を見ていたからこそ、リムルはミョルマイルのことを信頼するようになるのだなと納得できます。

今後もミョルマイルの出番が来るのが楽しみです。

見た目はむさいおっさんですが二重あごの部分を見ると可愛らしく思えちゃうところも好きです。

問題となっていた子供たちの魔素の安定化についても上位精霊(疑似上位精霊)を宿すことで解決して良かったです。

リムルが意図せず行った善行が回りまわって、リムルの元にプラスとなって戻ってくる展開は心地よく感じます。

ポーションを作ったからミョルマイルを助ける機会が巡ってきたわけですし、ミョルマイルの窮地を救ったからダークエルフのお姉さんから精霊の棲家の情報を聞くことが出来ましたし。

子供たちの魔素の問題を解決したことも後々リムルを助ける大きな要素にもなりますからね。

それにしてもクロエに宿った精神体、素敵なお姉さんの正体はいったいなんなんだ!?

その正体が漫画版の転生したらスライムだった件で判明するのは20巻から30巻くらいになるんでしょうね。

小説版の転生したらスライムだった件 11巻でその正体が明らかになりましたので、結構先になりそうですね。

今巻はゆったりまったりとした展開を楽しむことが出来ました。

ですが、このゆったりまったりとした展開を楽しめるのはここまでになります。

この後、暫くはリムルにとって厳しく辛い展開の連続になります。

次から始まる展開は私も衝撃を受けましたし、その後のリムルの行動にも驚きながらも興奮をしましたので、漫画版ではどのように描かれるのか楽しみです。

原作小説を読んでいない人が果たしてリムルの行動を受け入れられるのかどうか?

どんな反応を示すのか、ちょっと怖いながらも楽しみです。

次巻の発売は2019年7月9日予定の様ですね。発売日が待ち遠しいです。

シリーズ感想の索引

転生したらスライムだった件(転スラ) 【漫画】 11巻 感想
転生したらスライムだった件(転スラ) 【漫画】 12巻 感想

転生したらスライムだった件 1巻 感想
転生したらスライムだった件 2巻 感想
転生したらスライムだった件 3巻 感想
転生したらスライムだった件 4巻 感想
転生したらスライムだった件 5巻 感想
転生したらスライムだった件 6巻 感想
転生したらスライムだった件 7巻 感想
転生したらスライムだった件 8巻 感想
転生したらスライムだった件 9巻 感想
転生したらスライムだった件 10巻 感想
転生したらスライムだった件 11巻 感想
転生したらスライムだった件 12巻 感想
転生したらスライムだった件 13巻 感想
転生したらスライムだった件 14巻 感想

お勧めの作品

今回のお勧めは『OAD付き 転生したらスライムだった件(12)限定版 (講談社キャラクターズライツ)』です。

OAD付の発売日が7月9日と告知されていますから、OADの付かない通常版の『転生したらスライムだった件 12巻』の発売日も同日の2019年7月9日で確定ですね。

発売日が待ち遠しいな。

OAD付き 転生したらスライムだった件(12)限定版 (講談社キャラクターズライツ)
川上 泰樹 みっつばー
講談社 (2019-07-09)
売り上げランキング: 6
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